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告知 「吉村昭とボクシング」開催 白井義男氏の足跡も同時紹介―4月17日まで東京・荒川で

2024年1月19日 18時00分

 史実を綿密に取材したことで知られる歴史作家、吉村昭氏(享年79)は熱心なボクシングファンでもある。このたび吉村昭記念文学館(東京都荒川区)で「吉村昭とボクシング」と題するトピック展示がスタートした。

 吉村氏はヘミングウェイの短編「拳闘家」などに触発され、芥川賞の候補となった「鉄橋」を発表、そのほか、生誕地の荒川区を舞台とした「孤独な噴水」「十点鐘」といったボクシングに関する作品を手がけている。また、沢木耕太郎氏とマイク・タイソンについて座談会を行った経験もある。

 吉村氏が描いた世界の資料を展示し、米文学とボクシングという観点から吉村作品の理解を深めるのが目的でもある。また今回は荒川区生まれで日本初の世界王者、白井義男氏の足跡も同時に紹介されている。

 会期は1月19日から4月17日(第3木曜と2月2日は休み)で、場所は同文学館(荒川区荒川2-50-1、荒川区立ゆいの森あらかわ内)の2階常設展示室。時間は午前9時~午後8時30分。観覧無料。

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