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WBCフェザー級王者バルガス ダウン2度喫し薄氷ドロー防衛

2024年3月9日 11時31分

 WBCフェザー級タイトルマッチが8日(日本時間9日)、サウジアラビア・リャドのキングダム・アリーナで行われ、王者レイ・バルガス(メキシコ=写真)が挑戦者1位ニック・ボール(英)とドロー。辛うじてベルトを守った。スコアは114-112でバルガス、116-110でボール、残りが113-113。

 前半戦は長身のバルガスが射程の長いパンチを機能させ、ボールの接近を許さなかった。2回、ストレスをためるボールのレスリング行為に、主審に注意を与える。前半戦はバルガスが優勢だった。

 ところが後半に入るとボールが勢いづいてくる。7回、ボールのパワーショットでバルガスがダメージを受ける。8回終了間際、ボールがバルガスを投げ飛ばすような形となり、バランスを崩したところにパンチを合わせると、バルガスがキャバスに転がる。ダウンが宣告され、バルガス陣営は猛抗議だ。

 終盤もボールのラフファイトにバルガスが苦しめられる展開。ボールは11回、右フックでバルガスからダウンを奪う。最終回もボールが攻勢。読み上げられたスコアは三者三様のドローだった。

 33歳のバルガスは昨年2月、オシャキー・フォスター(米)と空位のWBC・S・フェザー級王座を争い敗れて以来のリング。今回の試合は22年7月、マーク・マグサヨ(比)から奪った王座の初防衛戦だったが、完全復活をアピールできた内容ではなかった。36勝22KO1敗1分。メジャータイトル初挑戦だったボールは19勝11KO1分。Photo by SUIMO YAMADA

■フェザー級世界王者
WBA レイムンド・フォード(米)
WBC レイ・バルガス(メキシコ)
IBF ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)
WBO ラファエル・エスピノサ(メキシコ)

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