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タンク・デイビス全勝記録ストップ ローチと引き分けでWBAライト級防衛

2025年3月2日 15時19分

 現地時間1日、ニューヨーク・ブルックリンのバークレイズ・センターで4大世界戦が行われた。注目のWBA世界ライト級タイトルマッチは、チャンピオンのジェルボンテ・デイビス(米/133ポンド)にWBA世界スーパーフェザー級チャンピオンのラモント・ローチ(米/135ポンド)が挑み、デイビスは12回引き分けで辛くも防衛を果たした。スコアは115-113でデイビス、残りの2者が114-114だった。

 米国東海岸をホームとする両者の対戦とあって、会場に約1万9千人観衆が集まった。アマチュア時代にローチに2勝しているデイビスはいつも以上に慎重な戦いぶりで、静かな序盤。体格で勝るローチはガードを高く上げてじりじりと距離を詰め、シャープなジャブを出していく。思うように試合を運べていないフラストレーションか、4ラウンド終了後にスティーブ・ウィリス(米)レフェリーへ何がしかアピールをしたデイビス。5ラウンドにはローチと言葉を交わして両者が注意を受けた。

 6ラウンド、左のダブルを当てたデイビスだが、7ラウンドはローチが右ストレートをヒット。ローチは8ラウンドも右ストレートでデイビスの膝を揺らす。9ラウンド、ローチの右を食ったデイビスは自ら左膝を付いた後にコーナーに戻り、セコンドにタオルで顔を拭ってもらう意味不明の行動に出た。ここでレフェリーはダウンとは裁定せず口答で注意を与えるに留めたものの、場内に番狂わせの予感も漂い出した。10ラウンド、ローチの左フックがデイビスを捕らえ、迎えた最終回は手数でローチが取ったか。

 同王座6度目の防衛に成功した30歳のデイビスは30勝28KO1分。金星を逸し、2階級制覇はお預けになった29歳のローチは25勝10KO1敗2分。WBA・S・フェザー級は暫定王者に東京五輪フェザー級金メダリストのアルベルト・バティルガジエフ(ロシア/11戦全勝8KO)が控えている。

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