あす27日、京都府大山崎町体育館で日本L･フライ級タイトルマッチが、大阪市阿倍野区民センターで日本S･ウェルター級タイトルマッチが行われる。26日はそれぞれ前日計量が行われた。

　京都では日本L･フライ級王者の堀川謙一（SFマキ）が地元に指名挑戦者の拳四朗（BMB）を迎えて初防衛戦を行う。ベテランの堀川（30勝7KO13敗1分）は9月に小野心（ワタナベ）との王座決定戦を制して戴冠。日本タイトルは4度目、OPBF王座も含めると5度目のタイトル挑戦で悲願の王座獲得となった。

　元日本ミドル級、OPBF･L･ヘビー級王者の寺地永会長を父に持つ拳四朗は、国体王者などアマの実績を引っ提げて昨年デビュー。前戦でWBCユースL･フライ級王座を獲得するなど5連勝（3KO）で初の日本タイトル挑戦となった。親子王者を目指す23歳の新鋭と35歳のベテラン王者はともにリミットの48.9キロだった。

　阿倍野区では、日本S･ウェルター級王者の野中悠樹（井岡弘樹）が斉藤幸伸丸（輪島功一S）を迎えて3度目の防衛戦。野中は69.8キロ、斉藤は69.7キロでリミットをクリアした。WBO同級10位にランクされる38歳の野中（27勝9KO8敗3分）はジム移籍第1戦だけに、しっかり防衛を果たしたいところ。36歳の斉藤（22勝12KO7敗1分）は5度目の日本タイトル挑戦で、石にかじりついてでもベルトを手にするつもりだ。

　阿倍野区民センターは2部興行で、夕方からの興行では、メインでWBOフェザー級5位の大沢宏晋（ロマンサ雅）がクーンキリ・ウォーウィサルット（タイ）とフェザー級10回戦を行う。