OPBF･S･フェザー級王者でWBO同級11位にランクされる伊藤雅雪（伴流＝写真左）の2度目の防衛戦が7月27日、後楽園ホールの「DANGAN164」にセットされた。挑戦者は同級15位アーニー・サンチェス（比）。この試合は当初4月に予定されていたが、伊藤のけがにより延期となっていた。

　昨年8月、岩井大（三迫）との王座決定戦を制して戴冠した伊藤（18勝8KO1敗1分）は初防衛戦で江藤伸悟（白井･具志堅S）を退け、これが2度目の防衛戦。サンチェスは15勝6KO7敗1分。いずれも敗れてはいるが、アンドレス・グティエレス、レイ・バルガス、オスカル・バルデスといったメキシコのホープと敵地で拳を交えるなど、タフなキャリアを積んでいる選手だ。

　セミの52.0キロ契約8回戦は、日本フライ級6位の長嶺克則（マナベ＝写真右）と日本OPBF･S･フライ級11位の与那覇勇気（真正）がランカー対決。2012年全日本新人王の長嶺（11勝7KO1敗）は網膜剥離でブランクを作ったが、今年2月の復帰戦で勝利してランキング返り咲き。与那覇は沖縄尚学高時代に高校選抜を制するなどアマで活躍して13年にB級デビュー。ここまで7勝5KO2敗で現在は4連勝中と好調だ。