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山中慎介“完全決着”に自信あり、9.16モレノと再戦

2016年9月7日 15時49分

 エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で16日挙行されるダブル世界タイトルマッチの公式行事がスタート。7日は指名挑戦者アンセルモ・モレノ(パナマ)と11度目の防衛戦を迎えるWBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)が都内のジムで練習を公開した。

V11に向け最終調整を行う山中、勝てば長谷川のV10超え

 モレノとは昨年9月のV9戦で拳を合わせ後半に追い上げて何とか2-1判定で勝利をもぎ取った。薄氷の勝利だっただけに今回のテーマは“完全決着”だ。山中は「フルで12ラウンド戦っているので常に(モレノを)想定して練習できた。距離感もわかっている」とモレノ対策に十分に取り組んできたことを明かした。

 具体的には「前回の試合でジャブを休んでいしまうとモレノのペースになってしまうことがわかった」とのことで、しっかりジャブを出すことを第一のポイントに挙げた。また、第1戦では「体のどこにでもパンチを当てていく」という方針でリングに上がり、その結果「モーションがつきすぎて空振りが多かった」。今回は「よりシンプルに狙っていく」ことを念頭に練習を重ね、スパーリングではタイミング、角度ともにいい感触を得ているようだ。

 10度目の防衛戦となった3月のリボリオ・ソリス(ベネズエラ)戦では2度のダウンを喫し、モレノ第1戦でも9回に食らったパンチでダメージを被った。現地からの情報でモレノが当たれば倒せる」と発言したことを耳にすると「(9回にもらった)あのタイミングで倒れないなら倒れないでしょう。パンチがあるといいう印象はない」と断言。もちろんディフェンス面の強化にも取り組んでおり、その手ごたえも感じている。

 今回はWBC世界バンタム級王座を10度防衛した長谷川穂積(真正)とのダブル世界タイトルマッチで、7月に一緒に沖縄キャンプをした長谷川から「自分の記録を塗り替えてほしい」と言われたという。「お互い試合に勝って、終わったらまた会おうと約束した。長谷川さんと同じリングでの試合でテンションが高まっています」と山中。偉大の先輩である長谷川の記録と並び、具志堅用高のV13を視野に入れる。

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