V5王者の田口良一、大田区民栄誉賞決定
2017年1月18日 17時01分
2017年1月18日 15時11分
実績の残せずに悩んでいるボクサーたちは、この記事を読んで勇気づけられるかもしれない。今をときめくスーパー・キング山中慎介も、アマのリングに上がっていた大学時代は何度も敗北を喫し、ビッグ・タイトルにも縁のないボクサーだったのだ。対戦者や指導者、同僚らの証言から、ボクサー山中の意外な一面が見えてくる──。=ボクシング・ビート2月号より=
「アマチュアボクサー」山中の最後の年は2004年。当時専修大学4年生で、ボクシング部のキャプテンを務めていたほどだから、部内ではそれなりに評価もされていたのだが、アマチュア会で注目されるような実績を上げてはいない。
本誌の前身である「ワールド・ボクシング」の05年3月号には日本アマチュアボクシング連盟発表の前年の全日本ランキングが掲載されている。お馴染みの名前がゾロリと並んでいる。シニアのL・フライ級王者は五十嵐俊幸、L・ウェルター級亀海喜寛、ミドル級村田諒太。フェザー級は細野悟がチャンピオンで、7位に内山高志がランクされている。まだ高校生の井岡一翔はジュニアの部のL・フライ級1位に留まっている。
しかし、どこにも山中慎介の名前はない。かつては大学リーグ戦で優勝した専修大学も、当時は2部と3部を行き来するほど低迷していた……。 「欲がない」「本気を出せば」などなど、いまの姿からは想像もできない証言の数々。そんな山中はいかにしてプロの世界ではい上がり“ゴッドレフト”を会得していったのか──。
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