ドヘニーがタワッチャイ下す、岩佐への挑戦権獲得
2017年12月21日 9時44分
2017年12月19日 21時03分
WBOアジアパシフィックS・ライト級王座決定戦が19日、後楽園ホール「SLUGFEST」のメインイベントで行われ、WBO世界9位の岡田博喜(角海老宝石)がWBO同8位のジェイソン・パガラ(比)に6回59秒TKO勝ち。日本タイトルに続いて2本目のベルトを獲得した。パガラは前日計量で体重超過、岡田が勝った場合のみタイトル獲得というルールだった。
岡田のジャブが初回からさえわたった。鋭くキレのあるジャブをパガラに突き刺し、スピードでもパガラを上回る。何とかしたいパガラはガードを固めて岡田を誘い、打ち終わりを狙ったり、いきなり左ボディを打ち込んだりしたが、岡田はこれをバックステップとブロッキングで対処した。
次々とジャブを決め、徐々に右につなげる岡田は、行き過ぎてパンチをもらわないよう、慎重に試合を運んだ。しかし5回にパガラの右をいきなり被弾すると、これで火が付いたのか、右ストレート、左ボディ、ショートアッパーを使ったコンビネーションでパガラに襲い掛かり、ダメージを与えていく。パガラは岡田のパンチで右目上部から出血した。
6回、岡田がコーナーにパガラを追い詰め、左アッパーを決めると、パガラは目にパンチが入ったようなしぐさで、岡田に背中を向けた。これを見た主審がTKOを宣告した。岡田は17勝12KO無敗。パガラは40勝25KO3敗1分。
◇フライ級6回戦
山内涼太(角海老宝石)[TKO4回2分26秒]レスター・アブタン(比)
東農大出身の山内は6月にB級デビューをしてこれが2戦目。山内よりひと回り小さいOPBF・L・フライ級6位アブタンは左右のフックを振り回して山内に迫った。山内は2回、左ボディを効かせ、右ストレートでアブタンをキャンバス送りにした。
アブタンは4回、いきなり出入りのボクシングを展開して有効打を決めたが、ここで山内の目の覚めるような右ストレートが炸裂してダウン。何とか立ち上がったが、山内がラッシュしてストップとなった。山内はデビュー2連勝(2KO)。昨年12月の拳四朗(BMB)戦に続いて日本連敗のアブタンは12勝6KO7敗3分。
◇ウェルター級8回戦
今野裕介(角海老宝石)[TKO5回2分39秒]丸木和也(天熊丸木)
日本S・ライト級5位の今野は6月、日本同級タイトル戦で王者の麻生興一(三迫)に敗れて以来のリング。スタートは前日計量で契約体重をオーバーした日本ウェルター級9位の丸木が右を決めたが、今野の左フックで丸木を動きを止め、左ボディ、アッパーで丸木をダウン寸前に追い込んだ。
2回以降も今野が次々とジャブ、左ボディを決めて優勢。丸木も懸命に右を打ち返すが、4回には今野の左ボディで丸木が完全に失速する。丸木はガッツでダウンを拒否し続けたが、5回に今野が連打で攻め立てたところでストップとなった。再起戦勝利の今野は12勝6KO4敗。丸木は20勝13KO6敗。
◇S・バンタム級8回戦
中川勇太(角海老宝石)[KO4回1分4秒]マークイル・サルバーニャ(タイ)
日本S・バンタム級4位の中川は11月の日本王座挑戦者決定戦で石本康隆(帝拳)に競り負けて以来のリング。待ちのボクシングを展開するサルバーニャをジャブ、右アッパー、左ボディで徐々に追い詰め、4回に左ボディで10カウントを聞かせた。中川は22勝13KO5敗1分。いいところのなかったサルバーニャは13勝7KO4敗。
◇S・バンタム級6回戦
武田航(角海老宝石)[3-0(60-54×3)]チナーティップ・タウィープーン(タイ)
2024年10月10日 22時36分
2024年10月9日 19時25分
2024年10月9日 14時38分
2024年10月9日 14時17分
2024年10月9日 12時01分
2024年10月9日 1時55分