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渡部あきのり6年ぶり日本王座戦 あす日本SW級暫定

2018年8月23日 15時32分

 あす24日後楽園ホールで開催される「DANGAN215」の計量が23日、後楽園ホールで行われ、メインの日本S・ウェルター級暫定王座決定戦は、日本同級1位の渡部あきのり(角海老宝石)と同2位の丸木凌介(天熊丸木)がともにリミットの69.8キロで合格した。暫定戦は王者の新藤寛之(宮田)のけがによるもの。

ベテランの渡部(左)と3度目の正直の丸木凌

 足掛け15年にわたり後楽園ホールを沸かせてきた渡部が44戦目のリングを迎える。これまで日本、OPBF王座を獲得してきたサウスポーが日本タイトルマッチの舞台に立つのは12年7月、自身が保持していた日本ウェルター級王座の3度目の防衛戦以来、実に6年ぶりだ。

 かつて15連続KOの日本タイ記録をマークした強打者は「33歳のオレが日本暫定王座に挑戦しているとは思って見なかった」と自嘲気味に話しながらも、「やっている以上、世界で一番になりたくてやっている」と闘志は衰えていない。

 特に近年の角海老ジムは細川バレンタインが36歳で日本S・ライト級王座を獲得するなど、ベテランから若手まで元気な選手が多い。角海老ジムに移籍して以降、ベルトを手にしていない渡部は「判定でも何でも必ず勝つ」とジムへの恩返しを誓った。

丸木は“3度目の正直” またしてもサウスポーが相手

 一方、5月に新藤との日本王座決定戦に惜敗した丸木は2戦連続、通算で3度目の日本タイトルマッチのチャンスを得た。

 5月の試合は初回にキャリア初のダウンを奪われながら、後半追い上げての1ポイント差負け。今回は渡部が新藤と同じサウスポーということもあり、ディフェンスにも意識を置いて練習してきた。

 渡部の強打には警戒しているが、「スタミナはボクのほうがある。理想は大差判定勝ち。でも中盤にKOになるかも」と丸木。3度目の正直で中部にベルトを持ち帰る。

小野に挑戦する加納はプロ初の後楽園ホール

セミは日本ミニマム級 ベテラン小野に加納が挑戦

 あすのセミは日本ミニマム級タイトルマッチ。王者の小野心(ワタナベ)が挑戦者1位の加納陸(大成)を迎えて初防衛戦に臨む。

 小野は4月、神戸に乗り込んで4度目の挑戦にして日本王座を獲得。35歳にして35戦目を迎えるベテランは「相手は若いころから試合をして戦いには長けていると思うけど、キャリアをいかして戦いたい」と静かに闘志を燃やした。

 2年前に国内史上最年少での世界王座獲得を目指して失敗。翌17年にはWBOアジアパシフィック王座でも敗れて足踏みした加納はこの試合に再浮上をかける。

 後楽園ホールで試合をするのは中学3年生で出場したU-15大会以来。まだ20歳の加納は「(負けてから)この1年で試行錯誤してきたつもり。1年前よりは確実に強くなっている。明日の自分がどれだけのボクシングをできるか楽しみです」と語った。

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