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岡田博喜が渡米 米デビュー戦は「勝利が最低条件」

2018年9月7日 16時23分

 米カリフォルニア州フレズノのセーブマート・アリーナで14日(日本時間15日)米国デビューするS・ライト級世界ランカーの岡田博喜(角海老宝石)が7日、羽田空港発の便でアメリカに旅立った。岡田はクリスチャン・ラファエル・コリア(亜)とS・ライト級10回戦を行う。

快適な空調で知られるボーイング787で旅立った岡田

 米大手プロモーション、トップランク社と3年契約を交わした岡田はこの試合に勝利すれば、同じイベントで防衛戦を行うホセ・カルロス・ラミレス(米)に挑戦するプラン。岡田は「名前を覚えてもらえるような試合をしたいけど、最低条件は勝つこと」と自分に言い聞かせた。

いまだ急きょ世界戦に出場する可能性あり

 一方、この試合の発表当初、ラミレスの挑戦者アントニオ・オロズコ(米)が計量失格した場合は岡田が急きょ挑戦者となる契約であることが明かされた。角海老宝石ジムがこの日、プロモーターに確認したところ「まだ契約はいきている」とのこと。依然として来週末の試合が世界タイトルマッチになる可能性があるということだ。

 岡田は「ラミレス対策もちょっとはしたけど、たぶん(世界戦は)ないと思っている。モチベーションは難しいですね」と少し困惑した様子。いずにせよ、出場するか分からない世界戦を考えるよりも、コリア戦に集中するのは当然だろう。

 といってもコリアの情報は少なく、試合の映像から得た印象は「どファイターではないと思う」という程度。そこで岡田は対策よりも全体の底上げを重視し、特にスタミナ強化には意識して取り組んだ。

スパーのインターバルを40秒にしてスタミナ強化

 スパーリングは1ヵ月半でおよそ100ラウンド。ラウンド間のインターバルを1分から40秒に縮めたのは今回が初めてだ。10ラウンド・スパーも普段は試合前に1回だが、今回は3、4回に増やした。

 今回の遠征には鈴木真吾会長、トレーナー陣のほか、日本S・ライト級王者で英語の堪能な細川バレンタイン、元世界王者にしてムードメーカーの小國以載、マスボクシングの相手として期待する今野裕介が同行。さらに試合には日本ウェルター級暫定王座を獲得したベテランの渡部あきのり、ランカーのアオキ・クリスチャーノも駆け付ける。

「恥ずかしい試合はできない」という岡田が、日本の誇る“角海老軍団”のバックアップを受け、その実力をアメリカのファンに見せつける。

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