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国体閉幕 宇佐美正パトリックが高校6冠獲得

2018年10月8日 23時59分

 第73回国民体育大会ボクシング競技の最終日は8日、福井市の福井県立産業会館で少年(ジュニア)、成年(シニア)の各8階級と女子フライ級の決勝が行われた。

 少年はウェルター級の宇佐美正パトリック(大阪・興国高)が連覇、高校通算6冠に輝き、高校の先輩、元3階級世界王者の井岡一翔に並んだ。ライト級は堤麗斗(千葉・習志野高)が3-2で接戦を制して、兄駿斗に続いて国体王者になった。

高校6冠を獲得した宇佐美(左)

 成年はウェルター級の金城大明(埼玉・自体校)が3連覇を飾り、L・フライ級、柏崎刀翔(福井・県教員)、フライ級、林田翔太(和歌山・県スポーツ協会)のベテランが王座に帰り咲いた。都道府県別の団体成績は男子が大阪、女子は静岡が一位に輝いた。

 閉会式で鶴木良夫・日本ボクシング連盟副会長が連盟の不祥事について「このたびは大変ご迷惑をかけました。しかし、後戻りはできないので、先人たちが築いてきたものを継承、発展させます」と改めて決意を表明、選手たちに「さらに精進していただきたい」と呼びかけた。決勝記録は次の通り。

■少年の部
◇ピン級
荒竹一真(鹿児島・鹿屋工高)5-0 小川翼(岐阜・岐阜工高)

◇L・フライ級
田中将吾(大阪・浪速高)5-0 高見亨介(東京・日出高)

◇フライ級
梶原嵐(広島・崇徳高)4-1 平塚駿之介(栃木・作新学院高校)

◇バンタム級
穴口一輝(奈良・芦屋学園高)5-0 落合壱星(愛媛・新田高)

堤(右)は兄駿斗に続き国体を制覇

◇ライト級
堤麗斗(千葉・習志野高)3-2 木谷陸(大阪・泉尾高)

◇L・ウェルター級
高橋麗斗(千葉・沼南高)4-1 内村源斗(鹿児島・鹿屋工高)

◇ウェルター級
宇佐美正パトリック(大阪・興国高)5-0 黒田丈二朗(広島・崇徳高)

◇ミドル級
須永大護(東京・駿台学園高)不戦勝 時吉樹(宮崎・日章学園高)

■成年の部
◇L・フライ級
柏崎刀翔(福井・福井南特別支援学校教員)4-1 重岡優大(熊本・拓大)

◇フライ級
林田翔太(和歌山・県庁職員)5-0 飯村樹輝弥(東京・日大)

成年バンタム級で優勝した村田(右)

◇バンタム級
村田昴(和歌山・日大)5-0 佐々木康太(岩手・ALSOK岩手)

◇ライト級
藤田健児(岡山・自体校)5-0 木村廉太郎(静岡・東洋大)

◇L・ウェルター級
秋山佑汰(埼玉・自体校)5-0 富田真広(静岡・中央大)

◇ウェルター級
金城大明(埼玉・自体校)5-0 日野魁人(愛媛・関大)

成年ミドル級の梅村(右)も実力を発揮した

◇ミドル級
梅村錬(岩手・拓大)5-0 田中裕也(鹿児島・駒大)

◇L・ヘビー級
但馬ミツロ(福井・県スポーツ協会)ABO2回1分28秒 ジュリアン・ジョンソン(沖縄・沖縄水産高教員)

■女子フライ級
河野沙捺(静岡・近大)5-0 晝田瑞希(岡山・自体校)

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