五輪連覇“天才”ラミレス 明後日プロデビュー
2019年8月9日 9時45分
2019年8月8日 22時31分
OPBF・S・バンタム級タイトルマッチが8日、後楽園ホール「ダイヤモンドグローブ」のメインで行われ、王者の勅使河原弘晶(輪島功一S)が元日本バンタム級王者の大森将平(ウォズ)に12回2分36秒TKO勝ち。2度目の防衛に成功した。
勢いがありパワフルな勅使河原(IBF8位)が勝つのか。世界挑戦経験もあり、実績で上回るサウスポー大森(WBC15位)が貫禄を見せつけるのか。この夏屈指の注目対決は序盤から激しいペース争いが展開された。
勅使河原が右ストレートをボディに打ち込み、大森は打ち終わり狙って2回に右フックをヒット。互いにフェイントをかけ合う時間帯が長くなったが、大森は動きが悪く、手数が出ない。瞬発力のある勅使河原が右、返しの左フックを顔面に打ち込み、4回終了時の採点で39-37、40-36×2とリードした。
5回にヒッティングで右目上部をカットした大森は6回に左を決めて反撃開始。しかし打撃戦になると勅使河原が立て続けに右を決め、大森をダウン寸前に追い込む。ところが7回は大森が左ストレート、ボディブローで巻き返す。8回は勅使河原の右が決まり、8回終了時の採点は79-73×2、78-74で王者リード。
これでまだ試合は終わらない。勅使河原がリードを広げる中、9回に大森の左アッパーがボディに決まると勅使河原が失速する。10回にも大森の左アッパーがボディに決まり、勅使河原にダメージを与えた。しかし、勅使河原はジャブ、右ストレートをコツコツと当てて、大森に追撃を許さなかった。
両者がダメージを蓄積しながら、11回に勅使河原が抜け出す。右で大森の動きを止めるとラッシュをしかけて挑戦者を防戦一方に追い込む。勅使河原は最終回も攻め、最後はフラフラになった大森を主審が救った。
勅使河原はノーランカーだった16年10月、赤穂亮(横浜光)に競り負けて以降は8連勝。20勝13KO2敗2分。大森は17年4月、マーロン・タパレス(比)とのWBO世界バンタム級王座決定戦に敗れて以来の黒星。20勝15KO3敗。
勅使河原「この日のためにすべてをかけて生活してきた。前半で倒すと言われて悔しくて、後半に倒してやろうと思っていた。ボクシングの技術はないんで気持ちだけです。長谷川穂積さんに教えてもらって大森選手に勝てたと思う」
「本能でやっているように見えて、めちゃめちゃ考えながらやっていた。打たせて相手のスタミナを使わせるとか。会長から9、10ラウンドに倒しにいけと言われたけど、勝ったから言えますけど後半は足がつっていけないかった。効いたパンチはないです。ボディも効いてないです!」
大森「やりづらさを感じて最初の3ラウンド、見てしまったのが間違いだった。リズムと距離感ですね。向こうがよく研究していたし、サウスポー対策をしてきた。(途中で)どうにかしないと、と思ったけど、それがまた空回りした。(終盤は)ボディを効かせたけど、相手の気持ちが強かったですね。何も言い訳はしないです。今日は負けです」
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