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ラッセルはWBCフェザー級V5

リゴンドウ小差勝ち WBAバンタム級“正規”王者に 
ラッセルはWBCフェザー級V5

2020年2月9日 17時12分

 井上尚弥(大橋)がスーパー王者に君臨するWBAバンタム級で、“レギュラー”王座決定戦が8日(日本時間9日)、米ペンシルバニア州アレンタウンのPLLセンターで行われた。同級2位で元WBA&WBO・S・バンタム級王者のギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)が同1位リボリオ・ソリス(ベネズエラ)に2-1判定勝ちで逆2階級制覇を達成した。

 ともに日本で世界タイトルマッチの経験がある技巧派サウスポーのリゴンドウと曲者ソリスの一戦。予想された通り、リゴンドウがジャブとフットワークで試合を運び、攻め込めないソリスがフラストレーションをためる展開となった。

ソリスに左を打ち込むリゴンドウ(左)

 ともに決め手を欠く展開ながら7回にダウンを奪ったリゴンドウが判定勝ち。ジャッジ2人は116-111、115-112でキューバ人に軍配を上げたが、残り1人は115-112でベネズエラ人の勝利とした。

 いつも通り勝利に徹した印象の39歳リゴンドウは20勝13KO1敗1無効試合。唯一の敗北は17年12月、2階級上げて“五輪2大会金メダリスト対決”でワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に敗れたもの。はたして井上と対戦相手に選ばれることはあるのか。

 元WBA・S・フライ級王者の37歳、ソリスは30勝14KO6敗1分。バンタム級で4度目の世界挑戦が実らなかった。

ラッセル(右)はキャリアの差を見せつけた

 メインのWBC世界フェザー級タイトルマッチは、王者ゲイリー・ラッセルJr(米)が強打のロンドン五輪銀メダリスト、ツグスソグ・ニヤンバヤル(モンゴル)に3-0判定勝ち。スコアは118-110、117-111、116-112だった。

 5度目の防衛に成功したラッセルは31勝18KO1敗。ラクバ・シン(元WBA・S・フェザー級、同ライト級王者)に続く2人目のモンゴル人世界王者ならずのニヤンバヤルは11勝9KO1敗。Photos from Amanda Westcott/SHOWTIME

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