May
03
Friday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

19°C Clear
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 元4階級制覇マイキー 再起戦で元王者対決に勝利

元4階級制覇マイキー 再起戦で元王者対決に勝利

2020年3月1日 19時07分

 同じく29日(日本時間1日)米テキサス州ダラス近郊フリスコのフォードセンターで開催されたイベントのメインでゴングが鳴ったウェルター級12回戦は、これまでフェザー級からS・ライト級まで4階級を制したマイキー・ガルシア(米)がS・ライト級とウェルター級の2階級で王座に就いたジェシー・バルガス(米)に3-0判定勝ちを収めた。

マイキー(左)は5回にダウンを奪って判定勝ち

 序盤は左ジャブをコネクトしスムーズな動きを見せるバルガスが優勢。ガルシアは慎重すぎて手数が少ない。しかしスキルと地力で勝るガルシアは3回に右をコネクトして局面を打開。5回、効かせたガルシアが右ストレートを打ち込むとバルガスはコーナー付近に沈む。

 カウント後、バルガスをロープへ追い込んだガルシアは渾身のラッシュ。ここは終了ゴングとなったが、顔面が腫れたバルガスは序盤の勢いが消え失せ、ガルシアがいつ試合を終わらせるかに焦点は絞られた。

 ところが6回以降、ガルシアはまったく仕掛ける様子を見せず、終始ポイント奪取のボクシングを貫く。終盤、試合は盛り上がらず、物足りなさを残したまま終了。ジャッジの一人は114-113と意外なスコアだったが、他の2人も116-111といずれもガルシアを支持。勝者はWBCウェルター級ダイヤモンド・ベルトを獲得した。

 前回のIBFウェルター級王者エロール・スペンス(米)挑戦、王座獲得失敗から再起したガルシアは40勝30KO1敗。バルガスは29勝11KO3敗2分。Photo/SUMIO YAMADA

Related article
関連記事