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テイラーvs.ラミレスの4団体統一戦に期待

リング誌ランキングを読む Part13 S・ライト級 
テイラーvs.ラミレスの4団体統一戦に期待

2020年5月25日 15時52分

 第13回を数えた「リング誌ランキングを読む」はS・ライト級にフォーカス。このクラスは2017年にテレンス・クロフォード(米)が4団体統一、クロフォードの王座返上後も“統一戦志向”は続いている。現在はテイラーが2冠、ラミレスが2冠を保持しており、真の世界王者誕生に向け両者の激突が楽しみな階級だ。

2冠王者のテイラー(左)とラミレス

■S・ライト級
C ジョシュ・テイラー(英=IBF、WBAスーパー王者)
1 ホセ・カルロス・ラミレス(米=WBC、WBO王者)
2 レジス・プログレイス(米)
3 イバン・バランチェク(ベラルーシ)
4 ビクトル・ポストル(ウクライナ)
5 キリル・レリク(ベラルーシ)
6 モーリス・フッカー(米)
7 ホセ・セペダ(メキシコ)
8 マリオ・バリオス(米=WBA王者)
9 アーノルド・バルボサ(米)
10 バティル・ジュケンバエル(カザフスタン)

 テイラーはWBSSシーズン2に参戦し、準決勝でバランチェクを下してIBF王座を獲得。決勝ではプログレイスを退けてWBA王座も吸収した。無敗の世界王者を連破すればリング誌チャンピオン認定は当然か。技巧派サウスポーでありながら16勝12KO無敗とKO率も高い。

昨年5月、バランチェクを下したテイラー

 19年に飛躍を遂げた2冠王者は20年にトップランクと契約し、ステップアップを目論む。次戦はアピヌン・コーンソーン(タイ)とのIBF指名試合が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響により延期となっている。

 1位ラミレスは18年3月、アミール・イマムとの王座決定戦を制してWBC王座に就き、V3戦でWBO王者フッカーを6回TKOにして2冠王者となった。タフで闘争心旺盛なファイターだ。

 こちらも次戦、元WBC王者ポストル戦は延期のまま。ラミレス、テイラーともにトップランクの傘下だけに、互いに次戦をクリアすれば統一戦に突き進むのではないだろうか。

フッカーを撃破して2本目のベルトを巻いたラミレス(左)

 3位から6位までは元タイトルホルダーが並んだ。3位の技巧派サウスポー、プログレイスはテイラーに競り負けたものの以前として評価は高い。次戦はフッカーとの元王者対決が計画されている。

 テイラーにダウンを奪われ敗れた3位バランチェクは既に再起。4位ポストルは15年にWBC王座に就いたもののクロフォードに敗れて1度も防衛できず、王座返り咲きに燃えている。

 5位レリクは昨年4月、WBSS準決勝でプログレイスに敗れてWBA王座を失い、以降はリングに上がっていない。レミレスを苦しめたサウスポーのセペダが7位。無敗の新鋭、バリオスとバルボサが8、9位と続く。10位ジュケンバエルも強打が売りの無敗ホープだ。

 フェザー級からS・ライト級まで4階級を制し、ウェルター級でエロール・スペンスJrに完敗したマイキー・ガルシアが絡んでくればさらに面白そうだが、ガルシアはウェルター級残留を表明している。

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