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スペイン連盟がプロ活動を禁止 WBC脱退

2013年10月25日 13時35分

 WBCの広報が24日発表したニュースで、欧州スペインを統括するスペイン・ボクシング連盟が今後同国のプロ活動を禁止し、WBCから脱退することが明らかになった。詳しい理由は判明していないが、同連盟のアントニオ・マルティン・ガラン現会長は今後アマチュアのAIBA(国際ボクシング協会)との関係を強化すると述べている。

マルティネスも困惑

 スペインは今までハビエル・カステジェホ、ガブリエル・カンピーリョをのぞき、世界王者はWBCチャンピオンというWBC親密国(輪島功一と対戦したホセ・デュランなどは統一王者としてカウント)。前同連盟会長ルーベン・マルティネス氏がWBC副会長の要職にあったことが理由のひとつ。当然、ホセ・スライマン会長とは懇意の仲だった。今回の脱退劇とプロ禁止処置はスライマン氏とAIBAとの軋轢が原因だと見る向きがある。

 それにしてもプロを禁止してしまうとは大胆すぎる。以前スペインに長く居住し、キャリアを進行させた現WBC世界ミドル級王者セルヒオ・マルティネス(アルゼンチン)は「悲しい決断だ。アマチュアボクシングに力を入れるのはわかるけど、ボクシング産業と他国との競争には計り知れない打撃になる」とコメントしている。WBC王者ではないが、現役世界王者キコ・マルティネス(IBF・S・バンタム級)らに影響が生じるのは間違いないだろう。

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