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12.14福永亮次との大一番「技術で上回る!」

日本王者の中川健太 S・フライ級3冠戦に闘志 
12.14福永亮次との大一番「技術で上回る!」

2020年12月12日 13時17分

 今月14日、後楽園ホールの「SLUGFEST16」で開催される日本&OPBF&WBOアジアパシフィックS・フライ級タイトルマッチ。WBO-AP王者・福永亮次(角海老宝石=写真)と日本王者・中川健太(三迫=写真)によるチャンピオン対決で、空位のOPBF王座も争われる。勝者は日本では藤本京太郎(ヘビー級)、井上岳志(S・ウェルター級)、吉野修一郎(ライト級)に次ぐ“3冠王”となる。

 日本タイトルを腰に決戦のリングに立つのが中川だ。現在は2度目の王座で、福永との試合はV2戦でもある。7月の初防衛戦は1位ユータ松尾(ワールドスポーツ)に9回負傷判定勝ち。試合の後半は主導権をキープしてまずは王者の面目を保ったが、中川自身は満足していない。「あそこで殻を破らないと」と言うのは、国内より上のレベルを見ているからだ。

 WBOアジアパシフィック王者・福永への印象は「速い。スタイリッシュ。パンチと気持ちが強い」というもの。「打たせずに技術で上回って勝ちたい。公開採点で上回って(勝ちに)持っていきたい」と中川は言う。

 福永が圧力をかけてくることは当然想定している。闘志も備わった福永にのみ込まれないよう、「だからこそ、気持ちです」と中川は強調する。「ま、ベルト以上に世界戦線に出たいんです。結果以上に内容です」。世界に行くために、この一戦に勝利以上のものを求めるつもりだ。

 トレーニングはコロナ対策を徹底しつつ、順調に消化している。王者軍団の三迫ジムで「自分だけ負けるわけにはいかない」という思いも中川の背中をさらに押している。「毎回必死ですよ」と色白のチャンピオンは言っていた。

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