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あす清水聡vs.森武蔵 フェザー級2冠戦 どちらが世界に近づくか!

2021年5月20日 17時55分

 あす21日開催の後楽園ホール「フェニックスバトル」の計量が20日、都内で行われ、メインのOPBF東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・フェザー級タイトルマッチは、OPBF王者の清水聡(大橋)が56.9キロ、WBOアジアパシフィック王者の森武蔵(薬師寺)が57.0キロでリミットの57.1キロをクリアした。

清水(左)と森

 ロンドン五輪銅メダリストの清水(35=9勝9KO1敗)はこれが5度目の防衛戦。計量後に取材に応じると「体調はめちゃめちゃ良くて減量も大成功」と満面の笑み。緊急事態宣言による8日間の延期も「より完璧に仕上げることができた」と胸を張った。

 デビューからパーフェクトレコードでOPBF王者になったものの、1階級上げたWBOアジア戦でジョー・ノイナイ(比)にまさかのKO負けを喫したのが19年7月のこと。その後、再起してOPBF王座の防衛テープを伸ばし、今回の試合を「世界につながる試合、プロになって一番重要な試合」と位置づける。

 近年は体のケアを重視し、マッサージやストレッチをかつての倍以上の時間をかけて行い、食事にいたっては2ヶ月間、3食自炊を貫いた。年齢的にもそろそろ世界戦に手を掛けたい長身のメダリストは「リーチ差がどうでるのかという感じですね。とりあえず、がんばります」といつものように気負うことなく、軽やかに言ってのけた。

 WBOで4位にランクされる森(21=12勝7KO)は昨年11月、溜田剛士(大橋)を退けてV3を達成した試合で拳を痛め、3月に実戦練習を再開した。清水の印象を問われると、「一番は変則的で高身長。あまり周りにいないボクサー。それに、だれもがいうようにパンチがあります。そこには気をつけたい」と気持ちを引き締めた。

 師事するイスマエル・サラス・トレーナーは来日できないものの、スパーリングの映像を送ってアドバイスをもらい、「パンチをもらわないこと。サウスポー同士なのでジャブを止めないこと」を重点的に指導されたという。

 アマチュアで豊富な経験を積んだ清水のキャリアを推す声もある中、清水が最長で8ラウンドの経験がないのに対し、12ラウンドを2度経験しているのは強みか。森は「しっかり組み立てて判定でもKOでも勝てるようにしたい」とゲームメイクを意識していた。

中嶋(左)千葉はOPBFバンタム級戦

 セミではOPBFバンタム級王座決定戦が組まれており、デビューから9勝8KO1分の中嶋一輝(大橋)が千葉開(横浜光=13勝8KO1敗)と対戦する。今回の試合前にバンタム級2冠王者の井上尚弥とスパーリングをして自信をつけたという中嶋は「相手は変ったところはないので、そのまま僕が攻めていって倒せたらいいなと思います」とKO勝利をイメージした。写真=大橋ジム提供

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