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テイラーがS・ライト級4冠統一 ラミレスを2度倒して小差判定勝ち

2021年5月23日 13時21分

 ラスベガスのバージン・ホテルで22日(日本時間23日)行われたS・ライト級4冠統一戦は、IBF&WBAスーパー王者ジョシュ・テイラー(英=写真)がWBC&WBO王者ホセ・ラミレス(米)に12回3-0判定勝ち。4年前、現WBOウェルター級王者テレンス・クロフォード(米)が束ねた後、分裂していたベルトを再び統一した。

 試合は前半、ラミレスが気迫を前面に攻勢をかけハイペースで進行。断続的にテイラーをロープへ詰めるシーンをつくる。しかし6回開始早々、サウスポーのテイラーの左カウンターがアゴに命中。ラミレスは頭からダイビング。形勢がガラリと変わる。このラウンドの攻防で左目をカットしたテイラーだが、続く7回終了間際、左アッパーを突き上げるとラミレスは背中から2度目ダウン。ペースは完全にテイラーに傾いた。

 後半、左レバー打ちを武器に挽回を図るラミレスだが、ダウンのダメージが残りパンチの的確さを欠く。10回、左フックのカウンターなどで差を広げたテイラーにラミレスはラスト2回、激しくチャージして追い込む。しかし英国人にかわされた。公式スコアは3者一致の114-112と競っていたがダウンが決め手となりテイラーが比類なき王者となった。

 男子の4団体統一は史上6人目。これまで達成したのは、2004年のバーナード・ホプキンス(米=ミドル級)に始まり、そのホプキンスに勝利したジャーメイン・テイラー(米)、クロフォード(S・ライト級)、オレクサンドル・ウシク(ウクライナ=クルーザー級)、テオフィモ・ロペス(米=ライト級)。ただしロペスはWBCがフランチャイズ王座だったため、これをカウントせず、4団体統一は5人と報じるメディアもある。

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