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日本ウェルター級挑戦者決定戦 前日本王者の永野祐樹 5回TKOで別府を返り討ち

2021年9月11日 19時29分

 日本ウェルター級最強挑戦者決定8回戦が11日、後楽園ホール「第605回ダイナミックグローブ」のメインで行われ、同級1位の永野祐樹(帝拳)が同2位の別府優樹(久留米櫛間&別府優樹)に5回51秒TKO勝ち。日本王座返り咲きに前進した。

 両者は2018年10月の日本タイトル挑戦者決定戦で対戦し、永野が判定勝ちして日本タイトル獲得につなげた。一方の別府も永野戦のあとにWBOアジアパシフィック王者となり、この日は元タイトルホルダーによる挑戦者決定戦となった。

 サウスポーの永野が圧力をかけ、別府がガードを固めて足を動かしながらこれを迎え撃った。序盤は別府の反応がよく、細かく右ショート、左フックをヒットしていい動きを見せた。永野は3回にピッチを上げると、左ストレートを上下にドスドスと打ち込み、右フックを使って攻めていく。別府も右アッパーを返したが、ラウンド終盤に永野の左を食らって尻からダウン。ゴングに救われた。

永野は計4度ダウンを奪った

 永野は4回もグイグイ前に出た。別府は持ち直したかに見えたが、顔面とボディにパンチをもらってダメージを蓄積。ラウンド終盤に再び永野の左でダウンを喫した。5回早々、永野は左ストレートで効かせてダウンを奪うと、立ち上がって最後の力を振り絞った別府をまたしても左でキャンバスに突き落とし、フィニッシュした。永野は19勝15KO3敗。別府は21勝20KO3敗1分。

永野の話「別府選手はパンチが強いので1ラウンドは気をつけていけと言われていたのでガードに気をつけた。自分は負けたら終わりなので、自分の得意の左を出し続けてそれがいい感じに入ったと思う。復帰したときから次負けたら引退のつもりでやっている。最低限のノルマは日本タイトルに返り咲くこと。小原(佳太=三迫)選手に負けてベルトを失って、復帰して小原選手に挑戦できて、もし勝てたら復帰前の自分を超えられると思う。そこをめざしてやっている」

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