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輪島功一に2度挑戦 ブラジル2人目の世界王者 オリベイラ氏死去

2021年10月17日 9時21分

 元WBC世界J・ミドル級王者のミゲール・デ・オリベイラ氏(ブラジル)が15日、すい臓癌のため亡くなった。74歳だった。WBCがホームページ上で明らかにした。

 オリベイラ氏はサンパウロ出身。1968年にプロデビューし、29勝19KO無敗の戦績をひっさげて日本で輪島に挑戦。チャンピオンを大いに苦しめながら分のいいドローに終わった。翌年に輪島に再挑戦したものの、今度は輪島の技巧が冴えて判定負けに終わりプロ初黒星を喫した。

 しかし翌年、輪島の王座がはく奪されて空位となったWBC同級王座決定戦のチャンスを得ると、ホセ・デュラン(スペイン)に勝利して世界王者に。ファイティング原田らと死闘を繰り広げたエデル・ジョフレに続くブラジル2人目の世界チャンピオンとなった。初防衛戦でエリシャ・オベド(バハマ)に敗れて初防衛に失敗。80年までリングに上がり、生涯戦績は52戦45勝27KO5敗1分だった。

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