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バルガスがダウン克服の2階級制覇 マグサヨに2-1勝ちでWBCフェザー級奪取

2022年7月10日 15時33分

 米テキサス州サンアントニオのアラモドームで9日(日本時間10日)ゴングが鳴ったWBCフェザー級タイトルマッチは、挑戦者1位で元WBC・S・バンタム級王者レイ・バルガス(メキシコ)が王者マーク・マグサヨ(フィリピン)に2-1判定勝ち。マグサヨは初防衛に失敗した。

バルガス(左)はボディ打ちが光った

 無敗同士。フレディ・ローチ(マグサヨ)vs.ナチョ・ベリスタイン(バルガス)と殿堂入りトレーナー対決も注目された一戦は、積極的に仕掛けるマグサヨが序盤やや優勢。しかし長身のバルガスは3回からパンチの正確性で勝り、ペースをたぐり寄せる。6回、右を浴びせたマグサヨだが、バルガスが腹を攻めると失速気味。続く7回、バルガスは左マブタをカットし出血する。

 8回、奮起した王者は9回、右フックをアゴにねじ込んでバルガスをマットへ送る。10回、右を応酬した両者は終盤へ突入。11回、左フックを命中させた挑戦者が最終回、肉迫を試みるマグサヨをさばいて終了。公式スコアは割れ2者が115-112でバルガス、もう一人は114-113でマグサヨだった。

 フェザー級転向2戦目で2階級制覇に成功したバルガス(31)は36勝22KO無敗。「ダウンは芯にもらっていなかった。試合を全般的にコントロールしていたと思う。次は(WBAスーパー王者の)サンタクルスと統一戦をやりたい」と語った。初黒星のマグサヨ(27)は24勝16KO1敗。「ダウンを奪って行けると思ったが……。絶対カムバックする」とコメント。

フィゲロアは2階級制覇に前進

 セミのWBCフェザー級挑戦者決定戦は、前WBC・S・バンタム級王者ブランドン・フィゲロア(米)が同級5位カルロス・カストロ(米)に6回2分11秒TKO勝ち。

 左右にスイッチして仕掛けるフィゲロアが3回、カストロを倒してカウント後、一気にラッシュ。ここを耐えて4、5回挽回したカストロだが6回、連打を見舞っているところに逆襲を食らい、レフェリーストップとなった。再起戦を飾ったフィゲロア(25)は23勝18KO1敗1分。ルイス・ネリ戦に続く連敗のカストロ(28)は27勝12KO2敗。Photos from Ryan Hafey/Premier Boxing Champions

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