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井岡一翔「エストラーダ引きずり出したい」一夜明けまずはIBF王者標的

2022年7月14日 15時21分

 WBO世界S・フライ級王座のV5を果たしたチャンピオン井岡一翔(志成)が14日、都内のジムで会見を行った。

 同じ4階級制覇王者で一度は敗れた指名挑戦者のドニー・ニエテス(比)を相手に主導的なアウトボクシングをフルラウンド展開し、大差勝ちを収めた井岡の顔はきれいなものだった。12ラウンドを戦った疲労感が多少ある程度という。

 試合の映像を観て「戦っていた時の感覚とほぼ同じ」と語ったように、昨夜はまずは納得のデキ。3年半前の初戦で得た経験を活かし、そして気持ち的にも奮い立って臨んだ“雪辱戦”で井岡は自分のゲームをつくった。

 そうやって成長した姿を披露し、タイトルを守っただけに、井岡は「(勝利して)うれしい気持ちが強いです」と語った。近く生まれてくる第2子に「早く会いたい」と父親の顔をのぞかせた。

 今後については当然、他団体王者との対戦を希望している。交渉的には昨年末に実現するはずだったIBF王座との統一戦が注目される。前王者となったジェルウィン・アンカハス(比)と新チャンピオンのフェルナンド・マルティネス(亜)との直接再戦が噂され、まだそ具体的な行方は見えないが、IBF王座を皮切りにして井岡が望むWBAスーパー王者フアン・エストラーダ(メキシコ)との対決に進むのが理想だ。

 井岡自身、アメリカの「SUPERFLY」イベントで復帰戦を行ってからというもの、海外で強い相手と戦うことへのこだわりは変わらない。最近はWBC王者ジェシー・ロドリゲス(米)や階級を上げてくると目される現WBOフライ級王者中谷潤人(MT)ら若い世代の台頭も話題になっているが、井岡としてはエストラーダやローマン・ゴンサレス(ニカラグア)のほうに強い興味があるようだ。

「エストラーダを引きずり出すためにも、僕が2本目を獲らないと」「タイトルをまとめるとその先につながると思う」と、これまで通り、まずは2本目がかかる一戦を望んでいる。

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