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アマ13冠のホープ堤駿斗「一瞬のチャンスで倒す」 “未完の大器”大湾硫斗も井岡前座に出陣

2022年12月30日 15時08分

 あす大みそか井岡一翔vs.ジョシュア・フランコのS・フライ級2団体統一戦のアンダーカードに出場する選手たちも前日計量をクリアした。セミのフェザー級8回戦に出場するホープ堤駿斗(志成)は57.0キロ、対戦相手の元東洋太平洋S・バンタム級王者ペテ・アポリナル(フィリピン)はリミットの57.1キロで合格した。

アポリナルと視線をぶつけ合う堤

 世界ユース選手権優勝などアマで13のタイトルを獲得した堤がプロ2戦目のリングに上がる。キャリアで大きく上回るアポリナル(16勝10KO3敗)戦を前に、計量を終えた堤は「相手はベテランで落ち着いていた。明日はいい試合ができると思う」と相手に負けないほど落ち着いた口調で語った。

 7月のプロデビュー戦も井岡の世界戦の前座に組まれ、完勝ながらタフなフィリピン人選手に判定という内容だった。8オンスのグローブ、試合前のインタビュー、計量後の取材など初めてのことばかりだったが、「今回は1回経験しているので落ち着いている」と自身の成長を感じている。プロのムードにも慣れた今回は、「攻めの姿勢を崩さずに戦っていきたい」と語気を強めた。

「最初から最後まで自分が支配して、その支配の中で一瞬のチャンスをのがさず倒すというのが今回のテーマ。そこを見てほしいと思う」と堤。プロ2戦目は“倒して”井岡につなぐ意気込みだ。

スケール感のある大湾も登場

 堤の前の56.5キロ契約8回戦には、日本S・バンタム級7位の大湾硫斗(志成)がロビン・ラングレス(フィリピン)と56.5キロ契約8回戦。早くからその才能を評価されている大湾(9勝6KO1敗)は来年のタイトルマッチ出場に期待がかかる。

 タイトルマッチへの思いを問うと「来年できたらいいな、というくらい」と控え目な24歳は「早く沖縄に帰りたい。沖縄そばを食べたい」と試合前日の心境を吐露。前回8月の試合後は翌日に羽田空港に行って、そのまま沖縄に帰った。あすもしっかり勝利し、元日に羽田空港に出向いて帰郷の便を探すつもりだ。

 あすはさらに8回戦が2つあり、日本S・フェザー級10位の中井龍(角海老宝石)が同15位の無敗ホープ渡邊海(ライオンズ)と8回戦。アマチュア経験豊富な女子のホープ伊藤沙月(志成)はワーサナー・カムディー(タイ)とプロ2試合目となるS・フライ級8回戦を行う。

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