
井上尚弥(大橋)の王座返上により、バンタム級は一気にタイトル争いが熱くなる。13日、記者会見した大橋秀行会長は井上拓真について「王座決定戦に出られるように交渉している」と明かした。拓真はバンタム級でWBA2位、S・バンタム級でWBC5位、IBF5位、WBO4位にランクされている。

さらに大橋会長は「もしかしたら武居がバンタム級に下げる計画もある。本人と八重樫と話し合っている」と語り、東洋太平洋S・バンタム級王者の武居由樹が階級を下げて世界に挑戦する可能性も示した。武居はS・バンタム級でWBC10位にランクされている。
バンタム級は井上の王座返上を見越してすでに動きが始まっている。WBCはジェーソン・モロニー(豪)が指名挑戦権を獲得していて、決定戦の相手にノニト・ドネア(フィリピン)が上がっている。IBFはエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が2位につけ王座決定戦出場を狙う。いずれも井上に敗れた3選手がベルトを狙っている。