福岡で今年初興行 西部地区新人王予選4試合 女子の田中歩未は4戦目で初勝利
2023年3月19日 20時04分
2023年3月19日 17時32分
日本ユース・フェザー級タイトルマッチが19日、石川県内灘町総合体育館で行われ、同町出身のチャンピオン、英洸貴(カシミ)が挑戦者の渡邊海(ライオンズ)に2-1判定勝ちし、2度目の防衛に成功した。スコアは76-75×2で英、77-74で渡邊だった。
日本同級15位の英がスタートから積極的な攻撃を見せた。鋭く踏み込んでジャブ、右ストレートを打ち込み、ランキングで上回る同級10位の渡邊に迫る。長身の渡邉は距離を取りながら英の入り際に右ストレート、右アッパー、左フックを合わせるボクシング。緊迫感のある立ち上がりとなった。
先にチャンスをつかんだのは渡邊だった。3回、左フックを合わせると、これを被弾した英の動きが一瞬止まった。渡邊は畳みかけたものの、深追いはしなかった。これで渡邊がペースをつかむかに思えたが、4回に英の右ストレートが決まると渡邊がグラリ。渡邊は足をつかってピンチをしのぐが、英がペースを上げていった。
英はいたずらに前に出ることなく、ていねいにジャブを上下に散らしながら右を打ち込んで圧力をかけていった。渡邊は待ちの時間が長くなってしまい、ジャブが少なく手数全体も伸びない。中盤は英が主導権を握っているように見えた。
ところが7回、渡邊が英の打ち終わりに右ストレートを打ち込むと、これがクリーンヒットとなって英がダウン。渡邊は勝負を決めにいったが、ここで踏ん張った英が最終回も攻め気を失わずにフィニッシュ。どちらが勝利してもおかしくない試合は、より攻撃的だった英に軍配が上がった。
英は試合後のリングで「僕がチャンピオンベルトを持っているけど、相手のランキングが上なので挑戦者の気持ちで挑んだ。とにかく勝ちにこだわった。(今回でユース王座を卒業するため)最後のタイトルマッチにふさわしい相手だった」と渡邊を称えた上で、「この勝ちを無駄にしたくない。世界チャンピオンになります」とユースを卒業し、次のタイトルを目指すと宣言した。戦績は11勝3KO2敗4分。
プロ初黒星の20歳、渡邊は9勝5KO1敗1分。試合後、「自分から行けなかった」と悔やんだ。
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