WBCヘビー級王者タイソン・フューリー（英）が今週、豪州へ周遊。練習相手を務め、親友でもある元WBOヘビー級王者ジョセフ・パーカー（ニュージーランド）の試合を観戦した。豪州滞在時にフューリーは同地のヘビー級デンプシー・マッキーン（豪州）のプロモーターから挑戦のオファーが送られた。ファイトニュース・ドットコムなどが伝えた。

　フューリーはヘビー級3団体統一王者オレクサンドル・ウシク（ウクライナ）との4団体統一戦が締結間近といわれなから、ひとまず消滅。元3団体統一王者アンディ・ルイスJr（米／メキシコ）らとの防衛戦も成立しなかった。年末のウシク戦を見据えて、今夏チューナップ試合を計画している。

　名前が挙がったマッキーン（32）はこれまで22勝14KO無敗のサウスポー。昨年10月の最新試合で、IBFインターコンチネンタル・ヘビー級王座を獲得。現在IBF9位、WBO11位にランクされている。身長198センチを誇り、サイズではフューリーにそれほど見劣りしない。

　なお、24日メルボルンでリングに上がったパーカーはファイガ・オペル（豪州）に初回1分29秒TKO勝ちで楽勝。またWBO･S･ウェルター級暫定王者ティム・チューの実弟、ニキータ・チュー（豪州）がS･ウェルター級6回戦で同国のベン・ボンバーにこれも初回2分9秒TKO勝ちを収めた。