2018年4月7日土曜日

源大輝が日本Fe級新王者 母の命日にベルト奪取

 日本フェザー級タイトルマッチが7日、後楽園ホール「第572回ダイナミックグローブ」のメインイベントで行われ、挑戦者1位の源大輝(ワタナベ)が王者の大橋健典(角海老宝石)に7回1分12秒TKO勝ち。大橋は初防衛に失敗した。

 リーチで上回る源が初回から主導権を握った。足を使いながらジャブを上下に打ち分け、左フックも見舞う。2回には左ボディを決めて、ジャブ、右ストレートも次々にヒット。ラウンド終盤、左フックを決めると大橋がグラついた。

 大橋は3回、ジャブで立て直しを図り、右ストレートを決めた。しかしラウンド終盤に源の右がきれいにヒット。大橋は4回もジャブを当てたが、5回に偶然のバッティングで右目じりから出血。その後は打ち合ったものの、5回終了時の採点は49-46×2、50-44で源がリードした。

 優勢の源は6回に好機を作ると、7回にボディ攻撃で大橋の動きを止める。続けて右ストレートを打ち込むと王者が大きく後退。ふらつく王者をレフェリーが救った。

 15年9月、日本S・バンタム級王者だった小國以載(角海老宝石)に敗れて以来、2度目の挑戦も実らせた源は15勝11KO5敗。

 源は昨年1月、3つ上の兄、貴登さん(享年29)を交通事故で亡くし、ちょうど1年前の今日、がんで母親の礼子さん(享年63)を亡くした。悲しみを乗り越えてベルトをつかんだ新王者は「2位に世界ランカーの阿部麗也もいるし、清水さんもいる。だれとでもやります!」と力強くアピールした。大橋は15勝10KO4敗2分。

◇S・ウェルター級8回戦
渡部あきのり(角海老宝石)[3-0(78-74×2、80-73)]ラーチャシー・シットサイトーン(タイ)

 元日本・OPBFウェルター級王者の渡部は昨年12月ロシアに遠征してWBOインターナショナル王者マゴメド・クルバノフ(ロシア)に8回TKOで敗れて以来の再起戦。

 渡部は初回から圧力をかけ、昨年11月に井上岳志(ワールドS)に王座を奪われた前OPBF同級王者ラーチャシーをロープに押し込み、ボディ攻撃から顔面につないだ。2回以降、ラーチャシーはボディが効いているようにも見え、被弾も多かったがが失速はせず、わざとノーガードで渡部のパンチを受けて見せるほど。逆に右をコツンと当てるがうまく、5回には右ストレートから連打を見せて反撃した。

 渡部は最後までのらりくらりのラーチャシーを詰め切れず終了のゴング。戦績は36勝30KO7敗。判定に不満顔のラーチャシーは10勝7KO5敗。

◇ライト級8回戦
斎藤一貴(角海老宝石)[KO4回1分57秒]マルボン・ボディオンガン(比)

 日本ライト級7位の斎藤に、ボディオンガンはボディ攻撃、左右のフックで襲い掛かった。右を被弾してヒヤリとさせた斎藤だが、右ストレート、左ボディを打ち込んで比人に徐々にダメージを与える。ボディオンガンも闘志をむき出しにして3回に再び右を決めたが、4回に左ボディを食らってダウン。10カウントを聞いた。

 元トップアマの斎藤はデビューから5連続KO勝利。ボディオンガンは昨年7月、WBOアジアパシフィック王座決定戦の荒川仁人(ワタナベ)戦に続いて敗北。戦績は14勝11KO7敗2分。

◇ミドル級8回戦
福本祥馬(角海老宝石)[TKO1回2分19秒]マキシ・ナハク(インドネシア)

 日本ミドル級〓位の福本は昨年11月、現日本王者の竹迫司登(ワールドS)と日本王座挑戦者決定戦を争い、初回TKO負けを喫して以来のリング。ナハクはスタートこそ右強打を打ち下ろしたが、福本が左ボディブローを連打すると顔をしかめてうずくまる。福本はさらに右アッパーでダウンを追加すると、最後は右ストレートをカウンターで打ち込んでフィニッシュした。再起戦勝利の福本は12勝10KO2敗。日本で4連敗のナハクは7勝3KO15敗3分。

◇S・ライト級6回戦
青木クリスチャーノ(角海老宝石)[TKO1回2分22秒]ドゥアンビチット・ゲーオクワンリゾートボクシングキャンプ(タイ)

◇L・フライ級6回戦
佐藤剛(角海老宝石)[3-0(60-54×3)]阿部義樹(元気)

◇S・フライ級6回戦
住田愛斗(角海老宝石)[3-0(59-56、60-54×2)]川島克彦(将拳)