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ドネア4回終了TKO勝ち バーネット負傷による棄権

2018年11月4日 7時58分

 ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準々決勝の最後の試合が3日(日本時間4日)、英グラスゴーのSSEハイドロで行われ、WBAスーパー王者ライアン・バーネット(英)は元5階級制覇王者の挑戦者ノニト・ドネア(比)に4回終了TKO負け。腰を痛めたことによる棄権だった。

 このトーナメントで優勝候補ナンバーワンと言われるWBA正規王者の井上尚弥(大橋)はドネアの勝利を予想していたが、まさかこのような結末になるとは思ってもみなかったことだろう。

 試合はガードを高く構えてプレッシャーをかけるドネアをバーネットが迎え撃つ展開。バーネットはガードを下げ、フットワークで距離を取りながらジャブ、右カウンターを狙った。

 ドネアは2、3回とバーネットをコーナーに追い込んで連打を放つが、バーネットはコーナーから逃れるとワンツーを決めるなど、両者ともに譲らない立ち上がりとなった。

 突然のクライマックスは4回に訪れた。2分すぎ、ドネアのジャブの打ち終わりにバーネットが右を繰り出すと、直後にバーネットが右の腰をグローブで押さえてキャンバスにひざをつく。主審はカウントを数えた。

 立ち上がったバーネットにドネアが襲い掛かり、バーネットはこれをボディワークでかわすが、右を打つと苦悶の表情。なんとかこのラウンドをしのいだものの、インターバルで棄権を申し出た。

 7年ぶりのバンタム級戦を思わぬ形でものにしたドネアは複雑な表情だったが、これで2年ぶりの世界王座返り咲き。戦績を39勝25KO5敗とした。第1シードのバーネットはまさかの敗戦で19勝9KO1敗。これで準決勝の組み合わせは以下の通りとなった。

■WBSSバンタム級準決勝

ノニト・ドネア(WBAスーパー王者)
   vs
ゾラニ・テテ(WBO王者)

井上尚弥(WBA王者)
  vs
エマヌエル・ロドリゲス(IBF王者)

 同じリングで行われたWBSS・S・ライト級準々決勝は、ジョシュ・テイラー(英)がライアン・マーティン(米)に7回2分21秒TKO勝ちでWBCシルバー王座を獲得した。

 テイラーは14勝12KOで無敗をキープ。準決勝でIBF王者イバン・バワンチェク(ベラルーシ)と対戦する。初黒星のマーティンは22勝12KO1敗。

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