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WBAフライ級2位アポリナリオ 世界ランカー対決に勝利 井上尚弥の幼なじみ山口聖矢は初回TKOデビュー

2023年8月30日 18時41分

「フェニックスバトル103」が30日、後楽園ホールで開催され、大橋プロモーションと契約したWBAフライ級2位のデーブ・アポリナリオ(フィリピン)はWBA同級9位ブリアン・モシニョス(メキシコ)に3-0判定勝ち。日本初陣を飾った。

モシニョスに左カウンターを決めるアポリナリオ㊧

 S・バンタム級2団体統一王者、井上尚弥(大橋)の幼なじみで元Jリーガーの肩書きを持つ山口聖矢(大橋)は加藤蓮(岐阜ヨコゼキ)とのライト級4回戦に初回TKO勝ち、デビュー戦を飾った。

◇51.2キロ8回戦
デーブ・アポリナリオ(フィリピン)[3-0(78-73×2、79-72)]ブリアン・モシニョス(メキシコ)

 大橋プロモーションと契約したWBAフライ級2位のアポリナリオ(フィリピン)がWBAフライ級9位モシニョスと世界ランカー対決。サウスポーのアポリナリオは広いスタンスでバランス良く構え、初回から射程の長い左ストレートを打ち込んでいった。2回、背の低いモシニョスが前に出ると、スピードのあるアポリナリオがパンチを外して左を合わせ、ダウンをゲットした。

 ダメージのなかったモシニョスはここから攻めに転じ、3回はボディブローを打ち込んで意地を見せる。やや狙いすぎにも見えるアポリナリオは4回に左ストレート、右フックでモシニョスの顔を跳ね上げた。アポリナリオがペースアップするかにも見えたが、タフなモシニョスは後半に入ってもよく攻めた。最終回はアポリナリオがボディ攻撃でモシニョスにダメージを与えた。アポリナリオは19勝13KO無敗。モシニョスは24勝7KO6敗。

右カウンターで倒しKOデビューを飾った山口

◇ライト級4回戦
山口聖矢(大橋)[TKO1回2分43秒]加藤蓮(岐阜ヨコゼキ)

 井上尚弥の幼なじみで元Jリーガーの山口がプロデビュー。同じくデビュー戦の加藤に1回2分43秒TKO勝ちした。山口はスタートから鋭いジャブを決め、終盤に右カウンターを一閃。加藤がグシャリと崩れ落ち、主審がノーカウントでストップした。

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