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畑山隆則さんが明かす現役時代の破天荒エピソード ビート3月号「飯田覚士の直撃トーク」 

2024年2月19日 21時00分

 現役時代はスーパーフェザー級とライト級で世界の王座に就き、引退して現在はT&HジムのGMを務める一方ユーチューブや解説でも活躍中の畑山さん。灯台下暗しと言おうか、飯田対談には初の登場である。あらためてボクサー生活を振り返ってもらうと、破天荒なエピソードの数々に飯田さんも目を丸くするばかり。「数々の常識を変えたチャンピオン」というのが飯田さんのボクサー畑山評だ。《ボクシング・ビート3月号より》

畑山 こうしてしっかり話すことって初めてですよね。飯田さんは1999年の引退ですか? じゃあ被ってますね。私は一度引退していた時ですね。
飯田 あっ、そうだね。

畑山 98年に(S・フェザー級王座を)獲って、1年ぐらい持ってから引退しましたから。
飯田 00年にライト級で復帰したんだよね。2階級などとても……という時代だった。戸高(秀樹)より前だよね? だから「俺もやりたかったけどできなかったな」という2階級制覇をサッと成し遂げちゃって、それまでの常識を変えたような印象があったもの。

畑山 引退して1年間休んで、カムバックしてチャンピオンでしたから。
飯田 完全に休んでたんだ。

畑山 ええ。引退ですからね。酒もタバコも毎日で、不摂生でした。
飯田 それがかえってリセットになった。

畑山 そうですね。17歳でデビューしてずっと青春時代はボクシングしていましたから。半年間はずっと酒もタバコもしてましたね。リセットといえばリセットですね。それで復帰することになって、そのままるアメリカのルディ(エルナンデス)のところに行って練習するようになりました。
飯田 トレーナーも変わったんだ。階級を変えたのもその影響?

畑山 いえ、階級に関してはS・フェザーの頃からもうキツくて。12、13キロ落としてましたから。
飯田 たしかに、あまり動けていないなって思ったことがある。じゃあカムバックするときはもうライト級に決まってたんだね。

畑山 カムバックするとなったらオーナー(故宮川和則氏)に「アメリカ行け」と言われたんです。それが99年の年末で、1ヵ月ぐらいは体をつくるために日本でキャンプとかして、それから行ったら毎日スパーリングですよ。
飯田 いきなりだね。

畑山 それで向こうに行って2週間かそこらしたら電話があって「世界戦決まったよ」ですよ(笑い)。
飯田 エーッ、体慣らしというか、体を蘇らせるというか、その段階だよね。

畑山 ただ、引退しているわけだから休んでいることにはなるじゃないですか。それがやっぱりよかったんでしょうね。「世界戦決まるかもよ」とは言われていましたけど、そうであっても「いきなりですか!?」と思いましたよ。聞いてから寝られなくなりましたもん。
飯田 カムバックしていきなり世界戦だもんね。..
 
インタビュー記事全文は発売中のボクシング・ビート3月号に掲載しています。
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