小原の対戦相手は変更
4月14日のOPBF・S・ライト級王座決定戦に出場する同級1位小原佳太(三迫)の対戦相手が同級3位ジェイ・ソルミアノ(比)に変更となった。
当初は同級2位アドネス・カバルキント(比)が出場する予定だったが、3月上旬にカバルキント側から一方的に「できない」と三迫ジムに連絡が入った。三迫貴志会長は急きょフィリピンに飛び、GAB(同国コミッション)で抗議し、かわってソルミアノとの話がまとまったという。
試合の約1ヵ月前に相手が変わった小原だが、「どちらにせよサウスポーなのでその点は助かりました。ただ自分としてはやることは変わりません。当日のコンディションをベストに整えることに集中しています」と気持ちを切り替えている。
ソルミアノ(27歳)は17勝13KO2敗1分のサウスポー。2011年10月に来日し、荒川仁人(八王子中屋)と空位のOPBFライト級王座を争い、惜敗した試合で日本のファンにも知られている。荒川戦のあとレイ・ラバオ(比)に初回KO負けしたものの、現在6連続KO勝ちと調子を取り戻している。
小原(10勝9KO1敗)にとっては初の外国人との試合。「緊張します」と正直に語り、「これから1、2週間の練習が重要です」。19日は日本ウェルター級4位の新藤寛之(宮田)と10ラウンドのスパーを行うなど、調整のピッチを上げていた。なお当日は戸部洋平(三迫)-江藤大喜(白井・具志堅スポーツ)の日本S・フライ級王座決定戦とダブルタイトル戦として挙行される。