WBA&WBO世界ライト級王者フアン・マヌエル・マルケス(メキシコ)-元世界ライト級3冠王者フアン・ディアス(米)の一戦が31日(現地時間)ラスベガスで行われ、マルケスが大差の判定勝ちを収め、2冠を守った。
昨年の対決はマルケスの痛烈なKO勝ちに終わったが、今回ダウンシーンはなし。前半から両者持ち味を発揮したテンポの速い試合になった。その中でスキルとパワーで勝るマルケスが展開を支配。5,6ラウンドには終了間際にディアスにダメージを与えて断然優勢。しかしディアスはそこで踏ん張り、応戦。マルケスは左目を大きく腫らす。終盤、両者はパンチ交換で会場を沸かせ終了。公式スコアは116-112,118-110、117-111でメキシカンが支持された。
マルケスは「難しい試合だった。ディアスはテクニックよりもハートで勝負するタイプ。ファンのためにパッキアオとの第3戦を実現させたい」とコメントしている。(三浦勝夫)
写真はディアスに右ストレートを決めるマルケス=PHOTO/SUMIO YAMADA=