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山中慎介“亡霊”モレノ対策スタート

2015年7月21日 19時15分

 WBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)が9度目の防衛戦で迎えるアンセルモ・モレノ(パナマ)対策を本格的にスタートさせた。試合は9月22日、東京・大田区総合体育館で行われる。

大和トレーナーと熱心にモレノ対策する山中(左)

 先週1週間の沖縄キャンプを終えた山中が21日、東京で本格的なトレーニングを再開した。沖縄キャンプでは長距離走とダッシュを織り交ぜたメニューで「強度は今までのキャンプでも一番強かった」とのこと。下半身の疲れがまだ取れない中、山中は早速モレノ対策に取り組んだ。

 WBAタイトルを12度防衛し、パンチの当てにくさから“亡霊”のニックネームを持つモレノは、山中曰く「ほぼはす構えで、正面は絶対に向かない」という曲者。「毎日モレノの映像を見ている」という大和心トレーナーとのミット打ちでは、何度も動きを止めてモレノの動きをイメージ。山中は「本当はもっとパンチを打ちたいけど、どうしても話し合いになってしまう。モレノに対しては身体のどこかに当てることが大事だと思う」と語った。

 今週末にはマスボクシングなど実戦に近い練習を増やし、8月からはフィリピンからパートナーを招いてスパーリングを本格化する予定。猛暑の中“亡霊”対策に追われるチャンピオンだが「強い選手とやれれるのでモチベーションは高い」とトレーニングを楽しんでいるようでもあった。

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