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ランダエタ迎え撃つ田口良一「前に出てポイント取る」

2016年4月21日 16時59分

 WBA世界L・フライ級王者の田口良一(ワタナベ)が21日、東京・五反田のジムで練習を公開。大田区総合体育館で27日に行われる同級7位フアン・ランダエタ(ベネズエラ)との3度目の防衛戦に向け、決意を表明した。

本番では足の動きに注目したい田口(左)

 田口にとって今回の最大のテーマはコンディショニングだった。昨年大みそかのV2戦では、試合1ヵ月前に風邪をこじらせ、練習ができない期間を3週間程度作ってしまった。今回は手洗いやうがいのほか、ヨーグルトドリンクをたくさん飲むなど風邪対策を徹底。「風邪を引きそうなったことが3回くらいあった」というピンチも乗り越えた。

 挑戦者のランダエタは10年前に亀田興毅との2試合で日本中に話題を振りまいた37歳のベネズエラ人。“過去の選手”というイメージは否めないものの、田口陣営に油断はない。石原トレーナーによると、今回は下半身を重点的に強化して「足の運びが今までにない感覚になってきた。上半身と下半身の動きが一体化してきた」とのこと。練習の成果が試合に出れば、追い足のないランダエタに対して威力を発揮するだろう。

 ランダエタはベテランだけに田口を空回りさせるような老かいなボクシングを展開すると思われる。これに対して田口は「ジャブを差し合いがポイントになると思う。うまく当てられれば主導権を握れる」と試合をシミュレーション。今回はコンディショニングでミスを犯していないこともあり「挑戦者の気持ちで前に出てポイントを取っていく。理想はKO」と持ち前の攻撃的なボクシングを披露しての勝利に自信を見せた。

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