元ミドル級4団体統一王者で51歳のバーナード・ホプキンス（米）が17日（日本時間18日）、米カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムで28年に及んだ現役生活にピリオドを打つ。ホプキンスは14日、対戦相手のWBC･L･ヘビー級2位ジョー・スミスJr（米）とともに記者会見を行った。

　ホプキンス「本はよく書かれてほしいと願っている。みんなが本の内容で覚えているのは最初のほうじゃなく、エンディングだ。私は最初のゴールを人生の初期に達成した。ホプキンスの歴史を知っているものなら、フィラデルフィアの青年が17歳から25歳まで刑務所にいたことを知っているなら、私が大昔にチャンピオンになったことも知っているはずだ。人間にはそれぞれ限界がある。ただし、私はことをなさなかったことで後悔したくはない」

　ラストファイトに意欲満々のコメントをしたホプキンスは来年1月で52歳になる。オスカー・デラホーヤの野望を左ボディ一発で打ち砕き、ミドル級4団体統一王者となったのが12年前。このとき既に39歳だったホプキンスがその後、L･ヘビー級世界王者となり、世界王者最年長獲得&最年長防衛記録（49歳3ヶ月）を打ち立てることになろうとは、だれが想像できたであろうか。

　55勝32KO7敗2分2無効試合のホプキンスが対戦する27歳のスミスは22勝18KO1敗。6月にアンドゼイ・フォンファラ（ポーランド）を初回KOして一気に株を上げた。試合はWBCインターナショナルL･ヘビー級王座がかけられる。Photo:Tom Hogan- Hoganphotos/GBP