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王座返り咲き狙うメリンド断言「拳四朗は経験不足」

2018年10月3日 14時48分

 WBC世界L・フライ級チャンピオンの拳四朗(BMB)に挑戦する元IBF世界同級王者ミラン・メリンド(比)が3日、東京・神楽坂の帝拳ジムで練習を公開した。試合は10月7日、横浜アリーナで挙行される。

「戦略は立ててきた」と自信を見せるメリンド

 メリンドは昨年5月に衝撃の初回TKOで八重樫東(大橋)からタイトルを奪い(暫定と正規を統一)、大みそかに田口良一(ワタナベ)とのWBA&IBF統一戦に敗れて王座から陥落した。三たび来日のメリンドは「日本は好きだ。試合後に食べるラーメンが一番おいしい」とまずは集まった報道陣を笑わせた。

 今回の試合に関して陣営は、田口戦から10ヵ月のスパンがあいたことを歓迎している。アラ・ビラモア・トレーナーは「長い時間準備ができた。この試合で新しいミラン・メリンドを見せることができるだろう」とコメント。メリンドは「時間をかけてメンタルタフネスが鍛えられた」と精神面の成長に自信を見せた。

 拳四朗については「距離を取って戦えるし、インファイトもできる。フットワークと手数を最後までキープすることができる」とチャンピオンに敬意を表明。その上で「私が拳四朗をすべての点で上回ることができると考えている。彼の弱点? 経験が不足していることだ」と13戦(13勝7KO)のキャリアを突いた。

左が90年代に日本でも活躍したアラ・ビラモア氏

 この日のメリンド(37勝13KO3敗)はシャドー、ビラモア・トレーナーとのミット打ち、バッグ打ちを行ったが、練習の大半を本来のオーソドックスではなく、サウスポー・スタイルで通した。

 練習を視察した寺地永会長は「実際に試合でスイッチするのかもしれないけど、それが攻撃につながるのかは微妙だと思う。たとえスイッチをしてきても、前回の試合でサウスポー対策をしているので問題ない」とノープロブレムを強調。「肝心なのは強いジャブでメリンドを下がらせること」と語り、相手に惑わされず、自らの戦略を貫く考えだ。

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