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谷口将隆のスピードには警戒

日本3度目のサルダール「進歩した姿を見てほしい」
谷口将隆のスピードには警戒

2019年2月23日 19時09分

 WBO世界ミニマム級王者のビック・サルダール(比)が23日、東京・五反田のワタナベジムで練習を公開。挑戦者2位の谷口将隆(ワタナベ)との初防衛戦は26日、後楽園ホールでゴングとなる。

サルダールは身体は小さくとも拳はかなりゴツい

 サルダール(18勝10KO3敗)は15年大みそかに初来日し、WBOミニマム級王者だった田中恒成(畑中)に挑戦。序盤リードを奪ったものの、田中のボディ打ちで6回に沈んだ。

 田中戦のあと、コンビを組んだマイケル・パラシオス・トレーナーは「当時はスタミナがなく、フィジカルも弱かった。メンタルも含めて強化した」と愛弟子の成長を証言。昨年7月、12ラウンド戦い抜いて山中竜也から王座を奪ったのは周知の事実である。

 パラシオス・トレーナーは昨年11月、タイで谷口が出場したWBOアジアパシフィック王座決定戦を生観戦。「スピードがあってとてもいい選手。もしサルダールが万全でなければ、勝つのは谷口だ。ただし我々もしっかり準備してきた」と強調した。

 兄弟5人はすべてボクサーという家庭で育ち、幼少のころから500戦をこなしているというサルダールは「自分が進歩したところを見てほしい。しっかり勝って防衛を続けたい」とコメント。言葉は少なかったが、決意のほどは伝わってきた。

 サルダールはインタビューのあと、縄跳び、シャドーボクシング、ミット打ちをそれぞれ3ラウンド行った。

 谷口の参謀、井上孝志トレーナーは「やっぱり右ストレートは強い。あの右はもらわないようにしたい」と警戒しながら、「ミット打ちをしていても息が上がるのが早いし、水も飲んでいない。減量はきついんじゃないかな」と王者のコンディションを指摘した。

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