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6月にも都内でWBO王座決定戦目指す

3階級制覇の井岡一翔、日本でライセンス再取得へ
6月にも都内でWBO王座決定戦目指す

2019年3月27日 15時41分

 元3階級制覇チャンピオンの井岡一翔(30)が27日、都内で記者会見を開き、日本ボクシングコミッション(JBC)のボクサーライセンスを再申請したと発表した。井岡はライセンス申請にあたりreason大貴ジム所属となり、6月にも国内でWBO世界S・フライ級王座決定戦に臨むプランも明らかになった。

国内復帰を表明した井岡(左)と瀬端会長

 井岡は17年末に引退宣言、翌年7月に現役復帰を表明したものの、JBCライセンスは取得せず、海外で2試合を行った。日本ボクシングコミッションはJBCライセンスのない日本人選手が国内で試合をすることに難色を示し、また、日本ボクシング協会はJBCライセンスを所得せず、海外のリングに上がる選手が増えることを懸念。3者で話し合いが進められた。

 昨年の再起にあたり4階級制覇、海外挑戦という目標を掲げた井岡は「また日本のリングに立てることをうれしく思う」とした上で「自分としては(海外で強い選手と戦うという)方向性に変わりはないし、これからも海外で試合をしていく」と強調した。

 以前の所属ジム会長で父親の一法氏との関係については「父は今回のことを理解してくれている」と説明。reason大貴の瀬端幸男会長は「(一法氏に)電話でよろしく頼む、と言われたので、もちろん世界チャンピオンにします、と約束した」と話した。

 これにより、井岡の国内での世界タイトルマッチが大きく現実味を帯びてきた。昨年大みそかに井岡を下してWBO・S・フライ級王者となったドニー・ニエテス(比)は初防衛戦を行わずに王座を返上。ランク2位の井岡は同1位アストン・パリクテ(比)と王座決定戦の交渉に入っている。

 瀬端会長と井岡をバックアップするTBSによると、6月に東京で同カードを実現させたいとのこと。ニエテス戦を踏まえ、トレーニングですべてを底上げしているという井岡は「いまでも4階級制覇できる自信はある」と力強く言い切った。

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