ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ（WBSS）を主催するコモサAGは21日にラトビアのリガで開催予定のWBSSクルーザー級決勝に関する声明を発表。開催がピンチに立たされていることを明らかにした。

　それによると、ラトビア政府はこのほど新型コロナウイルスの拡大防止策として、200人以上が集まるすべてのイベントを4月14日まで禁止すると発表。これを受けてコモサAGは、「数日中にさらなる声明を出す」としているが、状況は厳しそうだ。

　WBSSクルーザー級決勝は、IBF同級王者ユニエル・ドルティコス（キューバ）と地元の前WBO王者マイリス・ブリーディスが対戦する予定となっている。

　まだ正式発表されていたいものの、5月2日にラスベガスで開催と米メディアが伝えたサウル“カネロ”アルバレス（メキシコ）とWBO･S･ミドル級王者ビリー・ジョー・サンダース（英）の一戦についても報じられている。

　ESPNによると、カネロ擁するGBPのエリック・ゴメス氏は「ネバダ州コミッション、（試合会場を提供する）MGM、（試合を中継する）DAZNと話し合っている」と発言。ボクシングシーンはカネロvs.サンダースのプレゼンテーションが17日、ロサンゼルスで開催されるプランだったと明かした上で、5月2日の日程が延期される可能性も指摘している。