前WBC･S･ミドル級王者デビッド・ベナビデス（米＝WBC1位）が13日（日本時間14日）米コネチカット州アンキャスビルのモヒガンサン・アリーナに登場。同級WBC8位ロナルド・エリス（米）に11回2分3秒TKO勝ちを飾った。試合はWBC同級挑戦者決定戦として行われた。

　体格で勝るベナビデスがパンチの回転力と的確さで優勢に進める。エリスは懸命に対抗するがダメージが隠せない。10ラウンドまでのスコアは99-91、98-92×2でベナビデスがリード。11回、ベナビデスがロープへ詰めて連打をまとめるとレフェリーが割って入った。

　コンピュータ集計で532発中289発と54パーセントの的中率を誇ったベナビデスは24勝21ＫＯ無敗。試合後、同級2冠王者のカネロ・アルバレス、IBF王者カレブ・プラント、WBCミドル級王者ジャモール・チャーロへ対戦を希望した。エリスは18勝12KO2敗2分。

　同じリングのWBAライト級挑戦者決定戦は、ランキング4位イサック・クルス（メキシコ）がマティアス・ロメロ（アルゼンチン）に3-0判定勝ち。スコアは114-113、115-112、118-109で22歳のクルスの手が上がった。

　またS･ウェルター級10回戦で元上位のテレル・ガウシャ（米）がジャモンテイ・クラーク（米）に2回2分44秒TKO勝ち。Photo from Amanda Westcott/SHOWTIME