メキシコのレジェンド、3階級制覇王者フリオ・セサール・チャベスとヘクター・カマチョJr（プエルトリコ）が6月19日、メキシコのグアダラハラでエキシビションマッチを行うことになった。16日、同地でプレゼンテーションが行われた。

　チャベスは92年9月、ラスベガスで“マッチョ”カマチョ父と対戦。判定勝ちを収めた。10年5月までリングに上がったカマチョ父は12年11月、プエルトリコ滞在中に拳銃で撃たれ、病院で亡くなった（享年50）。その背景からジュニアが今回相手に抜擢された。

　プロで70戦近く試合をしているジュニアは19年5月以降、リングに上がっていない。キャリア終盤、L･ヘビー級周辺で試合を行っており、プレゼンに登場した時も丸々と太っていた。エキジビションといえども体重設定が注目される。

　セミ格ではフリオ・セサール・チャベスJr（メキシコ）が出場予定。L･ヘビー級10回戦で相手は未定。また次男オマール・チャベス（メキシコ）がカネロ・アルバレスの兄ラモン・アルバレス（メキシコ）とミドル級10回戦。両者はこれが第3戦になる。

　会場はサッカーのＷ杯でも使用されたハリスコ・スタジアム。米国へPPV中継が予定される。Photo by Rosita Gutierrez Antonio