明日20日（日本時間21日）モスクワで開催されるイベントの計量が19日行われた。メインで挙行されるWBC&IBF世界L･ヘビー級タイトルマッチは、統一王者アルツール・ベテルビエフ（ロシア）が174.6ポンド（79.20キロ）、挑戦者IBF5位アダム・デインズ（ドイツ）が174.3ポンド（79.06キロ）でリミットの175ポンドをパスした。

　これまで15勝15KO無敗のベテルビエフはIBF王座獲得後、19年10月、オレクサンドル・ゴズディク（ウクライナ）をストップしてWBC王座を吸収。IBF指名挑戦者メン・ファンロン（中国）との防衛戦がコロナ禍のため中止となり1年5ヵ月ぶりのリングとなる。メンとの挑戦者決定戦で判定負け後2連勝のデインズ（19勝10KO1敗）に対し、圧倒的有利を予想されている。

　セミ格ではアジズベック・アブドゥゴフロフ（ウズベキスタン＝WBC･S･ミドル級7位）がパヴェル・シルヤジン（ロシア）とWBC同級シルバー王座の防衛戦。計量で両者とも167.9ポンド（76.21キロ）を計測。また元WBAウェルター級正規王者で、ドーピング違反により王座を剝奪されたアレクサンドル・ベスプーチン（ロシア）が復帰戦を予定している。Photo by BoxingScene.com