April
29
Monday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

20°C Rain
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > ヘビー級戦線急転 フューリーはワイルダー第3戦へ ジョシュアはウシクと防衛戦か

ヘビー級戦線急転 フューリーはワイルダー第3戦へ ジョシュアはウシクと防衛戦か

2021年5月21日 10時48分

 WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英)が前王者デオンテイ・ワイルダー(米)との第3戦に舵を切った。先日、フューリーは8月にサウジアラビアで3冠王者アンソニー・ジョシュア(英)と4団体統一戦を行うと米メディアに報じられたが、一転して7月にワイルダーと対戦することが濃厚になった。ボクシングシーン、ESPNなどが報じた。

左からワイルダー、フューリー、ジョシュア

 ヘビー級トップ戦線は、ジョシュア擁するマッチルームボクシングのエディ・ハーン氏がジョシュアvs.フューリーのメガファイトを実現させるべく奔走。交渉は大詰めを迎え、ハーン氏は試合開催に自信を見せ、フューリも8月14日のサウジアラビア開催をツイッターで明かしていた。

 しかしここにきてフューリーがワイルダーに対して第3戦の機会が与えることが契約上義務づけられていると法的に認められて事態は急転。これを受けてフューリーとジョシュアの交渉は行き詰まり、フューリーvs.ワイルダー3が一気に進んだというわけだ。

 フューリーのアメリカ側窓口であるトップランクのボブ・アラム氏はボクシングシーンの取材に対し「事務処理は終わった。すべての事項は以前作った再戦条項にすべて書かれている。やるべきことはほとんどなく、書類は2ページだけだった」と第3戦の契約が滞りなく進んでいると明かした。

 アラム氏によると、第3戦の期日は7月24日で場所はラスベガスのT-モバイル・アリーナかMGMグランドが候補になっている。緊急事態宣言の制裁が解除の方向に向かい、イギリスからフューリーの応援団を受け入れられる見通しであることも、交渉がスムーズに進んだ理由のようだ。

 これによりジョシュアはWBO指名挑戦者である元クルーザー級4冠王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)との対戦が浮上。WBOが指名試合を迫っており、ハーン氏もジョシュアが次戦でウシクと戦う可能性に言及している。フューリーが過去1勝1分のワイルダーに勝ち、ジョシュアがウシクを退け、あらためて4団体統一戦の機運が高まることに期待したい。

Related article
関連記事