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始まりは8年前 村田諒太がゴロフキンとのスパーリングで学んだこと

2022年4月5日 15時11分

 2014年7月、村田諒太(帝拳)は渡米し、カリフォルニア州ビッグベアのゴロフキン・キャンプに2週間滞在、練習をともにした。当時のゴロフキンはダニエル・ゲール戦の前で、同じく村田もプロ5戦目を控えたころ。高地での走り込みからスパーリングまで、最強チャンプと濃密な時間を過ごして帰国した――。

 その当時、村田が語った感想は、まずゴロフキンの強さと同様に人間的な大きさを絶賛するものだった。ボクシングに自信と豊富な練習量があるから、そうした気遣いもできるのだろうと村田は感心していた。

 自身も練習量の多いタイプだが、「自己満足だった。まだ足りていないし、その積み重ねだと思った」と率直に語った。

 ゴロフキンとのスパーリングでは、とくに左フックとジャブの強さに言及している。「ジャブは、けん制されると中に入れず、逆に受けに回ると詰められてしまう」と村田。自分のパンチも当たったものの、「だからといって10オンス・グローブでゴロフキンのパンチをいまの自分の技術で受け止められるかとなれば、倒されるでしょう」というのが当時の力の差だったのだ。

 キャンプでゴロフキンから「ハード・トレーニングが君に自信を与え、強くしてくれる。それを信じろ」とアドバイスをもらって8年、その答えを出す――。

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