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日本S・ライト級5位の大野俊人 豪快ノックアウトで勝ち星すべてKO「来年は勝負の年」

2022年12月11日 17時52分

「GENKOTSU立川立飛大会vol.6」が11日、東京・立川市のドーム立川立飛で開催された。メインのS・ライト級8回戦は、日本同級5位の大野俊人(石川・立川)がピーラパン・ジャッカン(タイ)に3回54秒TKO勝ちを収めた。

大野は3回に勝負をけてTKO勝ち

◇S・ライト級8回戦
大野俊人(石川・立川)[TKO3回54秒]ピーラパン・ジャッカン(タイ)
 体格で大きく上回る大野はジャブから圧力をかけて右強打を打ち込んでいく。初回、ピーラパンが打ち終わりをねらって左フックを何度か決め、大野をヒヤリとさせる。

 大野はリターンを恐れず3回に勝負をかけた。左右のボディでピーラパンを攻め立て、左フックの被弾もありながら、ピーラパンをコーナーに追い込む。最後は右フックを振り下ろすとピーラパンがばったりと沈んだ。

大野俊人は3連勝

 3連勝の26歳、大野は「来年勝負に出て行きたいのでもっと強い人に勝てるようにがんばりたい」とファンにアピール。11勝11KO4敗2分。ピーラパンは8勝7KO3敗。

しぶとく勝利を手にした宇津見(右)

◇バンタム級8回戦
宇津見義広(ワタナベ)[負傷判定8回1分36秒2-0(78-75、77-75、76-76)]矢野乃莉守(花形)
 日本バンタム級14位、38歳のベテラン宇津見と28歳の矢野の一戦。両者とも初回からよく動き、忙しくパンチを放っていった。互いに軽打が時折当たるものの、試合は大きく動かない。4回、矢野が圧力を強めてボディ攻撃を見舞うが、宇津見も応じて互角に打ち合った。

 後半に入っても両者とも決め手を欠いた。それでもキャリアで上回る宇津見は断続的にジャブ、右を打ち込んで有効打ではわずかに上回っている印象だ。終盤は矢野が賢明に前に出てパンチを出し、最終回は気持ちで攻めていったが、偶然のバッティングでまず宇津見が、続いて矢野が左目上をカット。負傷ストップとなった。宇津見は17勝10KO10敗5分。矢野は6勝3敗1分。

鈴木は初回から右が冴えた

◇67.5キロ6回戦
鈴木健介(リングサイド)[TKO3回終了]リー・テクジュン(韓国)
 鈴木がワンツー主体の攻撃でサウスポーのリーに仕掛けていった。リーは初回に左目を痛めたか、2回にドクターチェックが入る。リーはここから手数を増やしていくが、鈴木は右ストレート、右アッパーをヒット。ボディ打ちにもつなげてペースを握っていく。

 2回に有効打で左目上をカットしたリーは、3回に右目上もカット。リーは3回終了後に棄権した。鈴木は5勝2KO1敗1分。リーは3勝1KO2敗1分。

◇フライ級6回戦
藤田圭(DANGAN AOKI)[3-0(57-56×2、58-55)]横手太嵐(石川・立川)
 藤田が初回からグイグイ前に出て右ストレート、左ボディ、アッパーを打ち込んでいった。2回、藤田の右をダブルで打ち込むと、横手がグローブをキャンバスにつくダウン。藤田はここから右アッパーを連打、右ストレートで畳みかけてフィニッシュをねらうが、横手が踏みとどまった。

 横手は3回から立て直し、右ストレート、アッパーをねじ込んでいく。藤田の圧力は強いが、横手も粘って勝負は終盤戦へ。5回、横手の左フック、右ストレートで藤田がグラリ。横手は最終回も攻めたが、藤田もそれ以上の反撃を許さなかった。藤田は7勝4KO2敗1分。横手は7勝3KO5敗1分。

◇S・フライ級6回戦
ケーシー・プラチャンダ(角海老宝石)[TKO6回2分36秒]寺崎和輝(リングサイド)
 リーチのあるブラチャンダがジャブ、右ストレート、アッパーで積極的に仕掛けた。これをブロックでしのぐ寺崎は2回、ボディ打ち、右クロスで攻めていく。3回以降はプラチャンダがジャブ、上下の右ストレートで攻め、寺崎が距離を詰めて左ボディを打つという攻防となった。

 プラチャンダが先手を取るが、寺崎も闘志を見せて5回は激しい打ち合いを展開。7回も激しい攻防となり、寺崎は左フックでダメージを与えるが、プラチャンダの右カウンターで寺崎がダウン。立ち上がったものの、プラチャンダが攻めたところでストップとなった。プラチャンダは7勝4KO4敗1分。寺崎は4勝2KO4敗1分。

◇ライト級4回戦
小西僚(横田S)[3-0(38-37×3)]喜多村涼(久米川木内)

◇S・フェザー級4回戦
小杉山優太(リングサイド)[3-0(40-36×3)]澤田博輝(相模原ヨネクラ)

◇バンタム級4回戦
内沼蒼(石川・立川)[2-0(40-36、39-37、38-38)]トト江崎(本望)

◇ミニマム級4回戦
井上翔雄(ワタナベ)[3-0(40-36×2、39-37)]根岸力太(本庄)

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