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中量級ビッグマッチはデービスに軍配 ガルシアを2度倒して7回KO ライバル対決に決着

2023年4月23日 16時00分

ラスベガスのT-モバイル・アリーナで22日(日本時間23日)行われた136ポンド契約の12回戦は、WBAライト級レギュラー王者ジェルボンテ・デービス(米=写真)が元WBCライト級暫定王者ライアン・ガルシア(米)に7回1分44秒KO勝ち。注目のビッグマッチを制した。

会場は2万人超の観衆で埋まり、リングサイドにフロイド・メイウェザー、マニー・パッキアオ、マイク・タイソンなど往年のスーパースターたちが集まり華やかな雰囲気の中で開始ゴングが鳴った。

初回、左を出して積極的に立ち向かう長身のガルシアは2回にも前進。しかしサウスポー、デービスの狙いすました左アッパーのカウンターが命中。ガルシアはリング中央に叩きつけられる。

先制のダウンを奪ったことで余裕を漂わせるデービスは4回にも左強打を浴びせ、5回にも左から右ボディをヒットする。6回、右を返し反撃の口火を切ったかにも見えたガルシアだが、7回、両者の体が交錯し離れた瞬間、デービスは左ボディ打ちをねじ込む。一瞬間を置き、後ずさりしたガルシアは苦痛でヒザをつく。そのままレフェリーのカウントは10に達した。

フィニッシュブローとなった左ボディ打ちはあまり強く当たったようには見えなかったが、ガルシア(23)は「(最後のシーンは)リカバーすることが難しかったとしか言えない。呼吸ができなかった」と説明し、「タンクはグレートなボクサーだ。これまで舌戦を繰り広げてきたが脱帽する」と敗北を認めた。プロ初黒星で戦績は23勝19KO1敗。現在、WBA・S・ライト級1位にランクされており、今後は同級で復帰を図ると見られている。

以前プロモーターだったメイウェザー氏から祝福を受けたデービス(28)は「この試合で勝つのは私と決まっていた。思い通りにいった。(最後は)彼は自分のポジションを分かっていたかったのでスキができた。立ってくると思ったけど、互いに目があって彼は首を振った」と試合後のインタビューで語った。

戦績は29勝27KO無敗。5月に対戦するライト級4団体統一王者デビン・ヘイニー(米)vs.ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)の勝者など今後もビッグマッチが待望される。Photos from Esther Lin/SHOWTIME®

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