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土屋修平、ダウン応酬で原田門戸に1-2判定負け

2014年11月28日 21時38分

「ザ・グレイテスト・ボクシングVol.20」が28日、東京・後楽園ホールで行われ、メインのライト級ランカー対決は、日本15位のフィリピン人ボクサー原田門戸(横浜さくら)が同10位の土屋修平(角海老宝石)を2-1判定で下した。スコアは77-75、76-75で原田、77-76で土屋だった。

土屋修平が原田門戸に1-2判定負け(ボクシングニュース)
土屋(左)は反撃のダウンを奪うも逆転ならず

 様子見の初回を終え、2回にすかさず試合は動いた。原田の右スイングが炸裂すると土屋がキャンバスに崩れる。立ち上がった土屋に対し原田がラッシュ。ロープを背負った土屋が左右のフックで反撃すると、今度はグラリときた原田がダウンだ。

 続く3回、開始ほどなくして今度は原田の右クロスが炸裂する。土屋は尻からキャンバスにダウンだ。この場面で原田は慎重。危なっかしい土屋が生きながらえた。

 4、5回からは、土屋のボディショットが決まったり、原田が前に出て攻勢をアピールしたりと一進一退。6回から原田は足を使いながら老かいなボクシング。土屋の追撃を許さなかった。OPBF王者の中谷正義(井岡)に敗れて以来の再起戦に勝利した原田は27勝12KO8敗1分。土屋は16勝14KO4敗。

杉崎(左)は負傷判定勝ち

◇ライト級8回戦
杉崎由夜(角海老宝石)[負傷判定5回2分23秒3-0(50-46×2、50-45)]ガブリエル・ロヨ(比)
 日本ライト級5位の杉崎は初回から力強いブローを披露。しかし2回にバッティングで左目上部をカットしてしまう。その後もジャブ、左ボディブローなどで小柄なロヨを追い込んだが、2回の傷が原因で試合終了。

◇バンタム級8回戦
中川勇太(角海老宝石)[3-0(78-73×2、78-72)]齋藤裕太(花形)
 日本S・フライ級12位(OPBFバンタム級7位)の中川に対し、2012年全日本S・フライ級新人王で昨年8月以来の試合となる齋藤は積極的に仕掛けた。齋藤のプレスを受け、やや受けに回った中川だが、3回に右ストレートでダウンをゲット。続く4回にも齋藤のアゴに左アッパーを決めてキャンバスにヒザをつかせた。これでフィニッシュかと思われたが、齋藤はここからも闘志をむき出しにして前に出るファイト。中川はKOできなかったものの、最後まで巧みなポジショニングで齋藤をいなし、カウンターもよく決めた。中川は14勝8KO4敗1分。移籍第1戦に敗れた齋藤は7勝6KO5敗2分。

中野は1発で名雪をキャンバスに沈めた

◇S・フェザー級8回戦
中野和也(花形)[TKO5回2分15秒]名雪貴久(船橋ドラゴン)
 パワフルなサウスポー中野は左ストレートを上下に散らし名雪を追い込む。3回あたりから顔面へのヒットも多くなりKOチャンスかと思われたが、前回の試合で伊藤雅雪(伴流)にKO負けした影響からか、詰めが慎重だった。それでも5回、カウンターで強烈な左を決めてワンパンチKO(即ストップ)となった。中野は8勝7KO3敗。3連続KO負けの名雪は11勝2KO12敗。

◇65.0キロ6回戦
越川孝紀(セレス)[3-0(59-55、60-65、60-54)]宮城怜次(島袋)
 体格とスピードで勝る元インターハイ王者の越川が、初回にボディへの連打で先制。越川はその後も上下にパンチを決めて優勢に試合を進めたが、低い姿勢の宮城を攻めきれない。宮城も最後まで抵抗を辞めず判定決着。越川は3勝2KO。宮城は7勝4KO5敗1分。

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