明日28日（日本時間29日）ドイツのデュッセルドルフで挙行される世界ヘビー級3王座（IBF/WBO/WBAスーパー）統一タイトルマッチの計量がデュッセルドルフ北部エッセン市で27日行われ、統一王者ウラジミール・クリチコ（ウクライナ）が245.8ポンド（111.50キロ）、挑戦者WBO1位タイソン・フューリー（英）が246.9ポンド（112キロ）を計測した。

　試合はデュッセルドルフのエスプリット・アリーナで予定され、すでに5万4500席はチケットが完売している。ドーバー海峡を渡ってフューリーのサポーターが多数応援に駆けつけると予想される。計量を終えた挑戦者は「ファンタスティックでストロングな気分だ。クリチコはいつもどおり軽めに仕上げてきた。そう、スピードvsスピードの勝負。スピードはパワーに匹敵する価値がある」とメディアに語った。

　現地報道では両者はフェイスオフで72秒間にらみ会った。04年のレイモン・ブリュスター第1戦以来11年間負け知らずのクリチコは前回米国でのブライアント・ジェニングス戦より4ポンド重いウエート。自らの脚の負傷で2週間延期された注目の一戦だが、万全のコンディションを強調している。Photo/BoxingScene.com