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井上拓真「理想はカウンターでKO」 WBAバンタム級V1戦は真価問われるアンカハス戦

2023年9月27日 15時38分

 11月15日に東京・有明アリーナで開催される「Prime Video Presents Live Boxing 6」の記者会見が27日、都内で開かれ、WBAバンタム級王座の初防衛に臨む井上拓真(大橋)、WBAフライ級王座に挑む同級1位のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)ら出場選手が抱負を語った。

拓真は世界戦で初のメインイベンター

 拓真(27=18勝4KO1敗)は4月にリボリオ・ソリス(ベネズエラ)との王座決定戦を制して獲得したタイトルの初防衛戦。IBF・S・フライ級王座を9度防衛したジェルウィン・アンカハス(フィリピン、31=34勝23KO3敗2分)を迎え撃つ。

 会見した拓真は「自分が戦ってきた相手の中で一番強いと思う」とV9王者を高く評価。「ピンチの場面も出てくるだろうし、そういう場面でどう対応できるか。そういう面も楽しみ」と強豪相手の初防衛戦に腕を撫した。

 「強い相手とやらないと自分も強くなれない」と語る拓真はこれまでに国内の強豪、海外の有力選手と数多くの試合をしてきており、そのことで自分は成長できたという自負を持つ。今回もアンカハスという強敵を乗り越えれば大きな成長ができると自分に期待しているのだろう。

 サウスポーとの対戦は21年11月の和氣慎吾(FLARE山上)戦以来で、唯一の敗北を喫したノルディーヌ・ウバーリ(フランス)はサウスポーだった。その点を問われると、「前のようにやりづらさはないし、自分が思うような動きができるようになってきた。サウスポーが苦手という意識はない」と、アンカハス対策が進んでいることを明かした。

 真吾トレーナーが「パンチがあるのでまずはもわらないこと」と話したように、持ち前のスピードとディフェンス技術でまずはアンカハスのアタックを封じたい。その上で、「理想としてはカウンターで終わらせたい。その準備はしている」と語るように、カウンターでKOできれば言うことなしだ。

 兄、尚弥が達成したバンタム級4団体統一を目標に掲げる拓真は「統一チャンピオンに向けて通過点としてしっかり勝ちたい」とした上で、「2つの団体の王者は兄が戦ってきた選手なのでそこに絡んでいっても面白いと思う。決まればどの団体でもいい」と兄が勝利したWBO王者ジェーソン・モロニー(豪)、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)との統一戦も視野に入れた。

都内で開かれた記者会見の登壇者
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